スライム「僕たちの登場もすっかり久しぶりですが、こないだの記事でも述べていた通り、今回がこのブログ最後の更新の予定ですね」

オプーナ「そのようですナ。しかしこれも何度か述べてある通り、また語る価値のありそうな話でも出てきたら、別のブログを再開する予定ということです」

ス「どういうスタイルか、果たして僕たちが登場するのかも全く未定だけど、いつかまた始められたらいいね」

オ「話題ができるということはスライムさんの状況が変わったということで、いい方に変わっているのか、悪い方に変わっているのか、恐ろしくもあり楽しみでもありますね」

ス「ゴクリ…。全ては本命株・NYMX次第だな。

   しかし今月も例によってNYMXからのニュースはありませんでしたので、端数の余力で、別の銘柄のオプション取引で遊んでいた次第です」

オ「記事タイトルによると、概ね失敗なされたようですね」

ス「前回(11月)は、決算で暴落している企業のプットに飛びついて、さらなる下落からの益を掠め取ろうという戦略が功を奏し非常に上手くいったんですが、12月はあまり決算シーズンでもなく、相変わらず根拠なしのフィーリング思いつき投資を行ったら、それはもう散々でした」

オ「今後の反省のために、順に振り返っておきましょう。
   まず、前回11月末の記事で持ち越しとなっていた、全然決算報告を行わない怪しい企業・SNCR (Synchronoss) のプット買いポジションがあったはずですが」

ス「結局今なお上場廃止扱いにはなっていないんだけどね、購入した12月満期のプットの期限が切れる前に、『改めてNasdaqから警告レターが届いた』というニュースで株価は下がってくれたので、満期も割と近づいた日に、満を持して売却しました。
   例によって購入日から売却日までを範囲選択してあります」





オ「途中、11月満期のプットを12月満期のプットに買い直した際、そこでもちょっと失敗したと前回おっしゃってましたが、全体で見ればプット購入時から割と大きく株価が下がってくれたので、このプット買い取引は大成功だったと言っていいのではないでしょうかナ?」

ス「ま、結構大きい利益にはなったけどね、その買い直しはかなり下手な感じだったし、プットを買い直してからしばらくは株価が結構上がり続けたんで、購入済プットは買値から一時的に大暴落していたりと、上手くやればもっと遥かに、実際の利益の多分3-4倍ぐらいは叩き出せていたと思うので、やや残念だね」

オ「結果論でしょう。後から振り返ってあーだこーだ考え直しても、そうそう上手く行くものではありません」

ス「ま、せやね。結局、その新たな警告レターによると、1月に、今度こそ必ず決算報告を行うように、みたいな内容だったように記憶してるんだけど、とりあえずその1月まではもう大きく下がることも上場廃止もないだろうという考えで、12月満期のプットを売ってからはノータッチですね」

オ「どうなるかは分かりませんが、しばらく要チェックかもしれませんね。

 

   さてSNCRのプット売りでそれなりに大きな余力資金をゲットされて、その後どうされたかですが…」

ス「概ね失敗だったってこっちゃね。
   まずは、今年中頃に気まぐれでプット売りをして微妙な損を出していた、近年の経営不振で株価も超大暴落中、まさに危機的状況にある大手ドラッグストアチェーン、RAD (Rite Aid) です!」




オ「乱高下していますが、エントリーとポジションを閉じた時の株価がほぼ一緒……オプション買いであれば、これは非常に残念な結果ですね」

ス「オプション買いは割とギャンブルだけど、中でも超絶ハイリスクハイリターンのアウトオブザマネーのオプション買いは、いい加減ダメだと学んだんだ。よって、最近は常にインザマネーのオプションを買ってます」

オ「インザマネーでもそれなりにリスクはありますが、紙くず化してしまうリスクは、アウトオブザマネーよりも遥かに低くなりますね」

ス「色々解説したいけど、分かってる人には当たり前すぎて、オプションを知らない人には結局何言ってるか分からないというのがオチだから、まぁ今さら説明は省いて取引内容に移ろう」

オ「かなりの暴騰を見せている日にエントリーされたようですが、コール買いでさらなる暴騰に賭けたのか、プット買いで一気に調整が来ることに賭けたのか、どちらにされたのでしょうか」

ス「フフフ、僕も成長したからね、どっちに来るかは分からないけど、大きく動くのは間違いないと思えたから、両建てさ!

…と言っても、実は99%ぐらい暴騰に賭けてたんだけどね。インザマネーの行使価格1.5ドルコールを買ったんだけど、同じ行使価格のプットは、ほぼ紙くず同然、クソ安い価格で買えたんで(今履歴を見直したら、プット価格0.03ドル=1枚たった3ドル)、それぐらいなら念のための掛け捨て保険でもいいかなと思ってプットも買っておいた、って感じです」

オ「両建てではあるけれど、プットは本当に万一に備えての保険、本命はコールだったということですね」

ス「そう、なぜなら、この日午後からいきなり株価が上がってたんだけど、調べたら、『AmazonがRADの薬販売ライセンスを買い取って、薬市場に乗り込むらしいぞ!』というニュースを目にしたんです!
   あのAMZNだぜ?そして株価がグングン急上昇、こんなん、絶対やばいレベルで伸びると思うじゃん!!」

オ「チャートにある通り、実際翌日も急騰は続きました。この時に売っていれば、いくらでしたでしょうか、また一気に2倍ぐらいにはなっていましたね」

ス「そう、だが僕はさらなる高騰に期待して、どうしても売れなかった…」

オ「しかし、よく調べると実はこの高騰はAmazonとは関係なく、WBA (Walgreens) による買収の話に進展があった、みたいな些細なニュースによる上げだったようでしたね」

ス「そう、実際は大して目新しくもないニュースでの上げだったのが分かったから、購入翌日すぐ売った方が良かったんだけど、どうしても、『実はAmazonのニュースがリークして上がってるんじゃないか…??』とかいうクソみたいな妄想のせいで、売れなかったんです」

オ「いけませんね。少なくともピークをつけて落ち始めてからも数日は、まだまだコール購入時より株価は高かったので、十分利益を出して終えることができました。

   ありもしないニュースを妄想して粘った結果、あっさり株価は購入当時の水準を割ってしまったわけですね」

ス「これはマジで反省だね。まあ、反省したとか言いつつ、その後一時的にピョンと上昇した時に潔く売ることができなかったから、多分僕は一生こんな感じの取引を続けるんだろうね」

オ「結局、売却したのは購入したコールの満期当日……スライムさんには権利を行使して株を買う余力はもう手元にありませんでしたから、制度上、絶対に市場終了前までにコールを売らないといけないという場面になってからでした」

ス「もちろん株価が下がってもこのコールはずっとインザマネーだったから、ほぼ間違いなく紙くず化はしないという強みがあったからこそ、粘り続けたって話なんだけどね。
   チャートをご覧になれば分かる通り、強制的にコールを手離さなければならない日が過ぎてコールを手離した途端、また株価は上がってきやがったんだ!全くついてないぜ!!」

オ「欲張らず、少々値が張って購入枚数が減っても、もう少し先の満期のオプションを買っていればよかったかもしれませんね」

ス「ま、これも結果論だね。オプション取引ならよくあることだ」

オ「それでも欲張らずアウトオブザマネーではなく、インザマネーのオプションを買っていましたから、そこまで大きく株価は下がらなかったこともあり、投入資金全額を失うわけではなく、傷は割と浅く済んだというのは不幸中の幸いですね」

ス「最後に示す通り、数千ドルだね。だが、失敗はこれだけではなかった…」

オ「次の取引は完全にやらかしですね」

ス「昨年から何度かエントリーしている、クッソ胡散臭いにも程がある悪徳(元)巨大製薬企業、VRX (Valeant) です!」




オ「こちらは、ちょっと下がった時にエントリーされて、その後株価が結構回復してからポジションを畳まれていますが…」

ス「大失敗だったってことは、プットを買ったってことですよ!」

オ「VRXは下がるに違いないとずっとおっしゃってましたもんね。エントリー前の1週間、少々上がりすぎていたようにも見えたので、エントリー当日の下がりをきっかけに暴落が始まるのではないかと」

ス「そうだね。何の根拠もないのに、絶対下がる!と信じて、両建てもせず、プット一点勝負、しかもすぐ翌週が満期のものを購入という、クソみたいな取引でした」

オ「一応、インザマネーのプット、行使価格22ドルを購入していたのは、最後の良心といったところでしょうか」

ス「しかし、1週間後、VRXの株価は22ドル間近…ほぼ紙くず同然になってしまいました。一応何とかインザマネーではあったので、完全紙くず化は回避し、小銭は戻ってきたけどね」

オ「具体的には、1万5000ドルが、2500ドルになりました」

ス「くぅ~、無念。実は、この満期最終日、売却してからその後日中は株価が微妙に下がってたんです。つまり、もう少し売るのを待てば大体4000ドルぐらいでは売れた形になってたんですけど、いやこれはマジで無理ですね。だって、もし株価が上がってっちゃったら、満期当日なので即紙くず化ですもん!!売れる時に売らないと!!」

オ「そんな状況になった時点で、既に敗北だということですね。

 

   さて、VRXは大失敗しましたが、幸いVRX投資には余力全力は使っていなかったので、VRXの株価が一段と伸びて大敗北がほぼ決定した同じ週の水曜、またギャンブル投資を行ってらっしゃいましたね」

ス「もう正常な判断ができなくなってたのかもしれんね」

オ「こちらもずっと前から何度かエントリーしたこともある、金鉱株3倍ブルETF・NUGTですね」

 





ス「12月中旬から、おもむろに上がってるだろ?こんなん金鉱株のターンが来たとしか思えないから、さらに上がるとしか思えないだろ?」

オ「おや?上がると思って、エントリーして、実際上がってるじゃないですか」

ス「そう、実はこれは成功したんだ。これだけではVRXの損失は取り戻せないけど、SNCRからの利益を合わせれば、VRXで失った1万2500ドルぐらいは十分取り戻せるぐらい成功したんだ。ま、さらにRADの損失と合わせたら、さすがに損してるけどね」

オ「しかし、水曜日に買って、金曜日に売ったということは、満期まで2日しかない危険なコールを買われたということですね。褒められたものじゃありませんナァ」

ス「ま、正直頭が焼かれてたとしかいえないけど、割と自信はあったよ。

   利益としては、たった2日できっかり2倍(1枚0.79ドルで買ったものを、1.54ドルで売却)になったんだけど、これも、金曜日は日中もNUGTの株価は伸びていたからね、もうちょい粘れば、実はさらに2倍、2日で4倍のリターンぐらいはいけてたんだけどね、まあ結果論だね」

オ「満期ギリギリのコールは、インザマネーのコールでも凄まじい変化率ですからね。

…というところで、VRXは大失敗したものの、NUGTでは成功し気分よく終われたと、これはよかったですね」

ス「それが、この成功に気を良くしましてね、めっっちゃくちゃ悩んだんですが、NUGTにまたしても再エントリーしたんです」

オ「なんと!さらにギャンブルを続けられたと!いけませんナァ…」

ス「チャートにある通り、コール売却に成功した金曜日から明けて12月最終週、クリスマス翌日の火曜日も日中伸びていて、今週も来るだろ!!としか思えなかったんで、再エントリー行くか?!と悩みに悩み続け…」

オ「火曜日、飛びついてしまったと」

ス「いや、我慢できた」

オ「水曜日、飛びついてしまったと」

ス「いや、我慢できた」

オ「木曜日、飛びついてしまったと」

ス「いや、我慢できた」

オ「なんと、最終日、当日満期のオプションにチャレンジされたと!」

ス「そのまさかさ。火曜の昼から水木と、ほぼ完全横ばいだったんで、我慢して本当に良かった、と思ってたんだけどね。

   2017年最終営業日の29日金曜日、始まってすぐ、割と面白い値動きをしてたから、最後の最後1発当てて終わりにしようと思いましてね」

オ「NUGTは本年最終日、前日終値プラスから一気にマイナスへ、しかし一気にV字回復し、この先どうなるか、という所ですね」

 

 


ス「このパターン知ってる、さらに一気に金鉱株が伸びるやつだ!…と思い、マウスポイントを合わせた所で、行使価格30.5ドルのコールを、1.50ドルで100枚購入です」

オ「本日が満期のインザマネーコールですから、ほぼ時間的価値は0での購入に成功していますね。株価が一瞬31.98ドルとかなった時に、約定しました」

ス「コール価格1.50ドルのコールを100枚、合計1万5000ドルの出費だね」

オ「このインザマネーコールはもうほぼ完全に株価の動きに連動しますから、株価が例えば32.05ドルになれば1.55ドル(はさすがに無理でも、1.54ドルとか)で売却可能、もし株価33.00ドルにでも達すれば、2.5ドル程度で売れることになり、1万5000ドルが、わずか1日と経たず、2万5000ドルに化けますね」

ス「夢があるでしょう」

オ「しかしもちろん、株価が31.00ドルにでも下がれば、このコールは0.50ドル程度になります。1万5000ドルが、わずか1日と経たず、5000ドルに早変わり…。

   さらにもし株価が行使価格の30.50ドルを割ったりすれば、何といきなり紙くず化、1万5000ドルが0ドルになってしまいます!!」

ス「そんなこたぁ起きませんよ」

オ「分かりませんよ。その後どうなったかと言いますと…

 




ス「うぐぅ、思ったほど伸びず…。

   しかし、購入後、一瞬ちょっと下がったけど、その後あっさり株価32.0ドルは超えていたんだ。お昼過ぎてもずーっと…。32ドルを超えたら、株価がわずか1セント上がるごとに、僕の利益は100ドルぐらい増えるからね。つまり、割と大きい利益、確か+40-50%ぐらいは、ずっと余裕でマークしていたんだ。
   わずか1, 2時間で+50%とはスゴイですが、インザマネーなのでよっぽどじゃないと紙切れになる危険性はないですし、3倍ETFは上がる時はマジで一気に上がりますから、これは絶対待つべきだと、正座をしてさらなる上がりを期待し続けていたんですが…」

オ「午後2時前、いきなり下がり始め、株価は損益分岐点の32.0ドルを割るどころか、前日終値すら割ってマイナス突入してしまいましたね」

ス「ガヒョーン!これはマジでがっかりだったね」

オ「3倍ETFとはこういうものです。これでも動きの小さい方でしょう。

…そして、画像のマウスポイントを合わせた時点で…?」

ス「まさかのナンピン買い決行さ。本当は株価前日比マイナスの赤字に突入した時点で買おうかとも思ったんだけど、さすがにこのまま沈み続けたらマジで完全に死ぬかもしれないんで、どうしてもそれはできなかった…その後ちょっと上がりを見せて前日比プラスに復帰したので、思い切ってナンピンさ」

オ「同じ行使価格のコールを、今度はコール価格1.30ドルで50枚の購入とあいなりました」

ス「午前中1.50ドルで100枚、そして今1.30ドルで50枚なんで、平均取得単価は1.44ドルぐらいで合計150枚だ」

オ「ともかく、ナンピン買いもしたところで残り1時間少し、スライムさんにはこの大量のコールの権利を行使できる余力はありませんから、絶対に今日中に売却しなければいけませんよ」

ス「もしこのままインザマネーコールを持ち越して、権利を行使することになったら、僕はコール150枚分、1万5000株もNUGTを買う余力を持っていませんから、追証を食らっちゃいますからね。年末年始を挟んでの追証はやばい。絶対に売却せねばなりませんね」

オ「結果はどうなりましたでしょうか。ナンピンによりコールの取得単価は1.44ドル程度、つまり株価が31.95ドルを超えるぐらいになれば利益になり、スライムさんはニコニコで年を越せそうですが…」

 

 



ス「ナンピン後も横ばい…!!」

オ「しかも、ラスト3分ぐらいに、株価はダダ下がりを見せ、最後は株価前日比マイナスに転落していました。コールは、ちゃんと売れたんですかナ??」

ス「いやぁ、上がるのを夢見てたわけで、本当に最後の最後まで売らずに粘りましたからね、この下落が来た時はたまげましたね!
   残り1分、ガンガン下がるコールの評価値に死ぬほど焦りながらも、追証だけは絶対にダメなんで、Bidにぶつける形で注文を出しました…」

オ「1.21ドルでの指値売り注文…150枚の大型注文のため、1度では全て吸収されませんでしたが…」

ス「残り3秒ぐらい、もう何が起こってるのか混乱し過ぎてワケワカメだったけど、次から次へと注文は吸収され続けてくれて、何とか終了前に全部の注文が約定されたみたいだ…ホッ」

オ「本当に、残り1秒ぐらいでしたね。操作をちょっとでもミスっていたら、約定ならずで追証だったかもしれません.
…しかし、株価は31.70ドルまで落ちていたのに、よく1.21ドルでの売り注文が約定してくれましたね。ラッキーでした」

ス「ま、でも、1.44ドルで150枚購入、計2万1500ドルが、半日足らずで1.21ドルでの売却、約1万8000ドルになっちまって、最低最悪の最終日でした」

オ「なんとも残念ですね。しかし、特に最後はハチャメチャだったのに、オプション買い取引としてはそこまで大きな損失でもありませんし、問題ないでしょう。これを教訓・経験として今後に活かせば、失われた3500ドルも浮かばれるのではないですかナ」

ス「いやぁ、損はしたけど、ぶっちゃけ、めっちゃ面白かったね。強がりじゃなく、この完全なるデイトレード、やってみてよかったな。楽しいゲームを遊んだ感じだ」

オ「参加費40万円ぐらいのゲームでしたね」


ス「ま、この経験をしっかりと活かしましょう。2018年、必ずいい年にします!」

オ「最後、本命株NYMXの1年チャートを貼っておきましょう。その後、年初来の通算損益でお別れですね」

 




 

 

 

 

オ「NYMXは、結局2017年はポジティブなビッグニュースは来ず、大きな動きはほとんどなかったという感じですね。2018年に期待しましょう」

ス「…やや、NYMXの損益が、以前に比べて異様に落ちてるね!これは……多分、また取引ツールの仕様が変わって、含み益はこの画面に反映されないようになったのかな?
   今年NYMXのカバードコール売りでこのぐらいの確定利益を得ていた気もするから、多分そうだと思う」


オ「NYMXの含み益は確定前の利益でしかないので、今年の確定損益を見るには無視されている方がむしろいいですね。含み益がなければ、今年は4256.88ドルの損失だったようです」

ス「ちぇっ、マイナスか。まぁ、税金的にはその方がいいか」

オ「特にVRXとRADは、この先1か月以上は再エントリーしない方がいいですね。またエントリーしてしまうとWash saleになり、損失が2018年に計上されてしまうので、他の銘柄からの利益分の税金を払わなくてはいけなくなってしまいます」

ス「そうだね。そういうことも、ブログをやってなかったら絶対に知らないままだっただろうから、ブログをやって本当に良かった」

オ「ブログは区切りをつけても、投資は終わりませんので、これからますます成長できるよう、頑張りましょう」

ス「2017年は、確定損益的には若干マイナスではあったけど、色々な経験ができていい年だった!これからも頑張るよ!!」



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オ「とりあえずスライムさんの投資という冒険を私が見守るというこの物語も、一旦ここで幕切れということですね」

ス「何気なく始めたこの対話スタイルだったけど、とてもやりやすかったし面白かったね」

オ「楽しかったですね。対話を通して、少しでもスライムさんの経験アップ・成長にお役に立てていたらよかったのですが」

ス「もちろんだよ、そんなこと言わなくても明らかじゃないか…」

オ「それはとてもよかったです」

ス「ククク…」

オ「何を笑ってらっしゃ……おや、涙を浮かべてらっしゃるんですね」

ス「ググゥ、やっぱり区切りをつけるとなると、何だかとても寂しいよ…。オ師匠とも、これでおしまいになる可能性があるわけだし…」

オ「ホッホッ、皆いつかは旅立たねばいけないのです。区切りとなっても、これまでの思い出がなくなるわけでもありますまい。ここでした経験は、きっと、スライムさんの将来に役立ってくれることでしょう」

ス「ウググ……

 

…本当に、どうもありがとう。オ師匠から学んだことは、絶対に忘れないよ…」

オ「私も楽しかったですよ、礼には及びません。さぁ、おやすみなさい…」

 

 

スライムは、年の瀬の疲れを癒すため床に就いた。

そしてオプーナは、スライムが寝ている間に、いずこかへと立ち去った……

 

 

~翌朝~

ス「こ、これは……手紙っ…!」


 

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スライムさんへ

あなたは、 わたしとおなじくらい
つよくなりましたね。 もう、わたしが
いなくても  だいじょうぶです。

 

わたしは これから ほかのしょしんしゃの
ところへ  いって、  つよいとうしかに
してやらなくてはなりません。
わたしを  いつまでも  わすれないで
くださいナ。

 

わたしも、スライムさんのことはわすれませんよ。

では、さようなら

オプーナより

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(『ラチとライオン』より、改変引用)

 

 

 

オプーナは、スライムを自慢に思っていることでしょう。

スライムは もう、 何も 怖がりません。

だから、スライムは、きっと 素晴らしい投資家に なれるでしょう


(おしまい)
 

 

 

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ス.oO(悲しんでばかりもいられない。オ師匠から学んだことをこれから活かしていけるかどうかは、僕次第だ!これからも、失敗をしながらも、くじけずに頑張るぞ!!

……あれでもちょっと待てよ、そもそも確かこれって、僕がワゴンランドを訪問して、オ師匠の館を僕の方から訪れたって設定じゃなかったっけ…?……自分ち捨ててどこ行ったんだ、あの人…?

…まぁいいや。次会った時に胸を張って自分の成長を見せられるように、精一杯戦い続けよう!!)


 

 

スライムの戦いはまだまだ続く…

いつかどこかでまた会う日まで……


ご静読、誠にありがとうございました!!