RAKU fellowのおおもりめぐみこともぐ子です。
「ねぇ、今夜はすき焼きにしようか」そう言っていた数時間後、母は買ってきた白菜を手に持ちながら、「これ、何に使うんだっけ?」と首をかしげていた。
たまたま疲れているだけ…そう思いたかったけれど、5分前に話した内容も覚えていない。さすがにおかしいと、家族で病院の受診を勧めました。元気だった母が、突然“母でなくなる”かもしれない現実。
その瞬間、胸の奥で静かに何かが崩れ落ちる感覚がありました。私たちはつい、「まだ大丈夫」「もう少ししてから」「いつかやればいい」そうやって“今の延長線上で未来は続く”と信じ込んでしまいます。でも、当たり前なんて当たり前じゃない。たった一晩で、景色は平気で変わる。
「え?嘘でしょ?早すぎる」
まだずっと先だと思っていた母の姿を前にして、強く思いました。後悔するなら“やって後悔”のほうがずっといい。“やらなかった後悔”は、想像以上に心を締めつける。これは本当だったなと…。
いつかはやってこない
40代のあなたへ。周りの期待に応え続け、仕事もがんばって、気づけば「私の人生、これでいいんだっけ?」と心の奥で問い続けてしまうこと、ありませんか?「やりたい」はあるのに、“今じゃなくてもいいよね”と自分に言い訳して、後回しにしてしまう。もしくは今じゃないかもと一歩踏み出すことが怖くなること、ありませんか?でも、動き出すタイミングは“今がベスト”じゃなくていいんです。ただ、“今動けば未来は変わる”それだけは確かなんです。
私たちは日常に追われ、つい色んなことを後回しにしがち。でも実際、いつかはやってこないかもしれません。
やらない後悔よりやる後悔
いつも誰よりも元気で、人の世話ばかりしていた母の変化を目の前にして、私は気づきました。
人生は、思っているより静かに、でも突然、終わりへと近づいている。いつかは本当に来ないのだと。
だったら、怖くてもモヤモヤしていても、「やってみたい」と思った瞬間に、挑戦できる自分でいたい。やらなかった後悔は、あとから自分を追い詰めるけれど、やった後悔は、きっと後から前に進む力になる。“いつか”じゃなくて、“今”。未来の自分が「あの時の私、よくやった」と微笑めるような選択を出来る自分で在りたい。
今回の出来事は、家族でも大きな出来事だったし、個人的にショックでした。でもわたしは今まで自分が心掛けてきたことが、より肯定されたようにも感じられ、【起きることは全てベスト】ふとその言葉を思い出しました。
モヤモヤこそ後回しにしない
こんな体験をすぐにブログにするわたしはひどい娘でしょうか?数年間の私なら、間違いなくそう思っていたと思います。
でも、今の私は自分の心の中のモヤモヤを自分で整理することが出来る。実は、モヤモヤを後回しにするから、同じようなモヤモヤ事件が起きるのです。
だからこそ、”モヤッとした時こそ、出来事の整理をする”のがオススメです。
もちろん、人に見せる必要はありません。殴り書きでもいい。まずは吐き出すを意識してみてくださいね。自分の感情こそ後回しにしない。それこそが”やっておけばよかった…”の少ない人生に繋がります。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

