それなりに仕事もしているし、
私たちは明日の暮らしに困るわけでもありません。
それでも、心のどこかで
「このままでいいのかな」とざわつくことがあります。
最近こんな話を聞きました。
「バングラデシュの人たちの方が、日本人よりも幸せそうだった」
その一言が、ずっと私の心に残っています。
本当の幸せって、いったい何なのでしょう。
恵まれているのに、満たされない私たち
日々の生活はそれなりに整っていて、仕事もある。
忙しいなりに好きなこともできるし、
何か特別な不自由があるわけでもありません。
それでも、心のどこかがいつも落ち着かない。
「このままでいいのかな」
「もっと何かできるはず」
そんな気持ちが、ふとした瞬間に顔を出します。
恵まれているはずなのに、どこか満たされない。
それは、今の暮らしのせいではなく、
もしかしたら“感じ方”の問題なのかもしれません。
「日本人より幸せそうだった」という言葉
ある方が、Podcastでバングラデシュ滞在中の様子を語っていました。
「現地の人たちは、毎日日銭を稼ぎながらその日を生きているのに、
日本人よりもずっと幸せそうだった。この違いは何だろう?」と。
バングラデシュは、緑の地に赤い丸が描かれた、
日本の国旗にもどこか似たデザインの国旗を掲げる国です。
そして、世界の最貧国のひとつといわれる国です。
けれど、語られていた人々の姿は、
貧しさよりも“生きる力強さ”に満ちていたそうです。
その話を聞いたとき、
幸せだと感じるかどうかは、
環境じゃないのだと思いました。
結局、
どう感じるか。
すべては自分の内側にあるのだと。
外の問題ではなく、自分自身の問題でした
どれだけ環境を変えても、
自分の見方が歪んでいたら、幸せだとは感じられません。
どこにいても、何をしても、自分が世界をどう見ているか。
その“見方”こそが、心の状態をつくっているのだと思います。
私たちは、つい誰かのせい、会社のせい、政治のせい、
あるいは自分のせいにして、
何かを悪者にしてしまいがちです。
でも結局、苦しさの原因は
“自分自身の捉え方の問題”なのだと思います。
外側の出来事が変わるのを待つのではなく、
自分の偏った捉え方に気づき、
物事の全体像を見ようとすること。
それが、ほんとうの意味での
「ラクに生きる」ことにつながります。
幸せは、外に探すものではなく、設計するもの
私にとっての幸せとは何でしょうか。
それは、誰かと共通する部分もあれば、
ひとりひとり違う部分もあるでしょう。
誰かのようになろうとするのではなく、
自分の価値観を基準に生きること。
何かを手に入れることよりも、
“どう生きたいか”を自分で選ぶこと。
未来を描くことは、
本当の自分の望みを明らかにすることでもあります。
幸せは、外から与えられるものではなく、
自分の中に眠っているものなのです。
お知らせ|「30年分の幸せを本気で設計する」1dayワークショップ
ラクアカでは、そんな自分だけの「幸せの設計図」をつくる
1dayワークショップを開催しています。
11月11日開催分が終了し、
残すはあと2日(14日・15日)となりました。
このワークショップでは、
人生最期の時間から逆算して、
30年分の幸せ設計を具体的に描きます。
幸せは、誰かと比べるものではありません。
自分自身が「幸せな人生だったな」と思えること。
それだけで、きっと充分なのだと思います。



