「ごめんね」が、口ぐせのように出てしまうときってありませんか?
ちょっと遅刻したとき、相手が自分のために何かしてくれたとき。
悪気なんてないのに、なぜか「ありがとう」よりも先に「ごめんね」が出てしまう。
島根での出来事がくれた気づき
昨日、島根から帰ってきました。
最高におもしろいカメラマンさん、地元を愛する受講生さんたちと一緒に、和気あいあいの撮影会。笑いが絶えず、まさに「大人の遠足」みたいな一日でした。
その後、受講生さんたちが地元のおもてなしをしてくれたんです。
ただ、ふだん車に乗り慣れていない私は、くねくねした山道にやられてしまい…撃沈。(酔いっ子の黒歴史は、また今度語りますね)
無理してついていくよりも、休ませてもらったほうがいいと思い、ひとり離脱させてもらいました。
みんなが気兼ねなく楽しんでくれてよかった、とホッとしながら休んでいたのですが、帰り道のことを考えるとちょっと憂鬱に。
「またあのくねくね道か…確実にぶり返す…」
ところが、帰りの車はぜんぜん揺れない!
なんと、みんなが平たんな別ルートを選んでくれていました。山道を通る方が早いのに、ですよ。
その瞬間、自然と出た言葉は「ありがとう」。
30代の頃の私なら、きっと「遠回りさせちゃってごめんね」と言っていたと思います。
でも、よく考えたら――時間がかかる道を選んでくれたのは、私を思っての“優しさ”なんですよね。それを「悪いこと」にしてしまうのは、おかしな話です。
“ごめんね”より“ありがとう”のほうが、関係がやわらかくなる
「ごめんね」の裏には、“悪いことをしてしまった”という罪悪感が隠れています。
一方で「ありがとう」は、“受け取る気持ち”のある言葉。相手の好意をまっすぐ受け取ることで、信頼とあたたかさが生まれます。
“気を遣う”よりも、“気持ちを受け取る”方がずっと関係が豊かになるということ。40代位には多くの女性が気づいていると思います。でも、実践できている人は少ないのかもしれません。
「ごめんなさい」「すいません」って声が聞こえたら、自分も “ありがとう” って言えていないかも?と見直すチャンスとしています。
40代から身につけたい「ありがとう力」
「ありがとう力」って、特別なスキルじゃありません。
たとえば、仕事でフォローしてくれた同僚に、「助かった!ありがとう」って素直に言うこと。
家族や友人が何かしてくれたときに、「気を遣わせてごめんね」じゃなくて「うれしい!ありがとう」で返すこと。
それだけで、相手の表情もふっとやわらかくなる。感謝の言葉って、思っている以上に空気を変える力があるんです。
言い慣れていないと最初は照れくさいかもしれませんが、繰り返すうちに自然と出てくるようになります。
「ありがとう」は優しさを循環させる言葉
誰かに気を遣わせてしまったと感じたとき、一呼吸おいてみてください。
その人があなたを思ってしてくれたことなら、それは“贈り物”です。
「ごめんね」よりも「ありがとう」で、心がふわっと温かくなる。
迷ったら、今日は「ありがとう」を選んでみる。
そのあたたかさは、ちゃんと相手にも伝わるから。
今日もお読みいただきありがとうございました!