「そんな先のことなんて考えられない」

 

昔のわたしは、よくこう言っていました。5年後、10年後の話なんて、まるで別世界のことのようで。今日明日のことで精一杯だったんです。

 

でも、振り返ってみると、本当は「考えたくなかった」のかもしれません。未来を考えることが、なぜかとても怖かったんです。

 

 

 

 

 

 

 

 超短期視点で生きていた日々

 

当時のわたしは、完全に「その場しのぎ」の人間でした。先のことより、目の前のこと。その場の損得や、その時の感情で動いていました。

 

あなたのまわりにもいませんか?転職を考えるのは「今の会社が嫌だから」、お金を使うのは「今欲しいから」。

 

後先をあまり考えない、超短期視点で物事を判断するわたしは、夫から「目先ちゃん」と呼ばれていました。妙にしっくりくるあだ名で(笑)、当時のわたしを的確に表していたと思います。

 

実際、友人たちが将来の話をしていても、わたしだけついていけませんでした。「10年後にはこんな家に住んでいたい」「子どもが大きくなったら一緒に旅行したい」そんな話を聞きながら、心の中で「わたしは子どもがいないから、将来設計とか関係なし!」と強がっていたんです。

 

将来のことを考えると、どうしても不安になってしまうんですよね。いずれ親の面倒をみないといけない、収入が減ったらどうやって暮らしていこう、自分が年老いても介護してくれる子どもはいない、どうしよう...どうしよう...どうしよう...。

不安を遠ざけるために、考えることから逃げていたんです。

 

 

 不安の正体を知った時

 

40歳を過ぎた頃でした。ふと鏡を見た時、「あれ、わたしってこんなに年取ってたんだ」と驚いたんです。時間は確実に過ぎているのに、わたしは何も変わっていない。向き合うべき時間を、先延ばしにしているだけ。

 

慌てて、自分にこんな質問を投げかけてみました。

 

30年後、あなたは何歳ですか?

 

その歳の自分は、誰と、どんな場所で、どんなふうに笑っていたいですか?

 

この質問を自分に投げかけた時、何も描けない自分がいました。「このままでいいのかな」って漠然と感じ続ける日々。それこそが、不安の正体だったんだと思うんです。

 

未来が見えないから不安。だから考えたくない。でも考えないから、ますます不安になる。

 

完全に悪循環にハマっていました。そして気づいたんです。わたしが本当に恐れていたのは、「未来が見えないこと」だったんです。

 

 

 だったら見ればいい

 

転機が訪れたのは、意を決して未来と向き合った時でした。

 

「先を描く」ことで、やっと安心して「今」を生きられるようになったんです。

 

未来に向かう道筋が見えると、今日やるべきことが明確になります。今の選択が、未来の自分にとって意味のあるものかどうかが分かるようになりました。

 

例えば、仕事を変える時も「今が嫌だから」ではなく「未来の自分に繋がるか」という視点で考えますし、お金の使い方も、「今欲しいから」ではなく「未来の自分への投資になるか」を考えます。

 

そして何より、「わたしはこんな未来を歩んでいく」という確信が、日々の不安を和らげてくれたんです。今では、「今日は未来の自分に近づくための第一歩」であり、毎日一歩ずつ、未来に近づいている感覚があります。

 

 

 設計なしには成り立たない人生

 

キャリアも人生も、設計なしには成り立ちません。

 

家を建てる時、設計図なしに工事を始める人はいません。でも、人生においては、多くの人が設計図なしに日々を過ごしています。わたしもそうでした。

 

でも今は違います。30年後の自分を思い描き、そこから逆算して今を生きています。

 

もちろん、計画通りにいかないことも多いです。でも、方向性があるだけで全然違うんです。道に迷った時も、「わたしはどこに向かっていたんだっけ?」と立ち戻れる”地図”がある。それが、未来を描くということなんだと思います。

 

 

 あなたも「脱・目先ちゃん」しませんか?

 

あなたも、昔のわたしのように、目の前のことしか考えられずにいるなら。

 

もし「このままでいいのかな」という漠然とした不安を抱えているなら。

 

それは、未来を描く時間を作るタイミングかもしれません。

 

最初は抽象的でも構いません。「こんなふうになれたらいいな」という想いから始めればいいんです。大切なのは、勇気を出して”自分の未来と向き合う”こと。そして、その未来に向かって今日から歩き始めることです。

 

 

仲間と一緒にね!

 

 

 

 最後に

 

 

よかったら、「脱・目先ちゃん」したわたしと一緒に、30年分の幸せを本気で設計してみませんか?

 

高衣沙彩さんが開発したSCJ(セルフコーチングジャーナル)認定コーチのわたしが、「30年先からバックキャストする幸せの設計図作り」をナビゲートするワークショップを開催します!

 

秋の夜長に、未来の自分とじっくり向き合う時間。まずは、カレンダーに次の日程を〇しておいてください。

 

■ 10月24日(木) 21:00〜22:30

■ 10月25日(金) 21:00〜22:30
※どちらも同じ内容でオンライン開催となります

 

 

 

 

詳細は改めてご案内しますので、ぜひ日程をチェックしておいてくださいね!

 

 

 

今日もお読みいただきありがとうございました!