先日、44歳の誕生日を迎えました。

ふと、30年後を考えると私は74歳。

その年齢になった自分を想像したとき、

どんな顔をして、どんな暮らしをしているだろうかと考えました。

未来は不確かで、何が起こるかわかりません。

だからこそ、

具体的な未来の設計図を描くか描かないかで、

今の心の持ちようがまったく違うと思うのです。

 

誕生日にふと思ったこと

30年後は2025年。私は74歳。
ちょうど父がそのくらいの年齢でした。

父は亡くなる直前まで働き、畑で野菜を育て、

地域の役員としても活動していました。

病気が見つかるまでは「まだまだ現役」でした。


以前、地域包括支援センターで働いていた頃も、

70〜80代(90代の方も!)の民生委員活動や地域サークル活動などで、

地域で活躍している方々に出会いました。

その姿から「年齢を重ねても、人生はまだまだ輝いている」と感じました。

漠然とした未来不安の正体

未来について考えるとき、

多くの人が頭に浮かべるのは

 

「お金は足りるだろうか」

「健康は大丈夫だろうか」

「一人で孤独になってしまわないだろうか」

 

といった漠然とした不安です。

 

不安の厄介なところは、

「どうなるかわからない」という曖昧さから

どんどん膨らんでいくこと。

考えないままにしておくと、

「いつか困るかもしれない」という気持ちばかりが大きくなっていきます。
未来を具体的に想像できないことが、

不安をどんどん強くしているのです。

未来を設計すると今が安心に変わる

では、不安を小さくしていくためにはどうしたらいいのでしょうか。

その答えのひとつが「未来を設計すること」です。

 

「30年後、どんな暮らしをしていたいか」

「誰と過ごしていたいか」

「どんな表情で日々を送りたいか」

 

そうした問いを立ててみると、

今の行動が変わってきます。

 

例えば「友人と世界中を旅したい」のであれば、

「体力をつけるために、今から歩く習慣を持とう」とか、

「英語を学んでおこう」とか、

「少しずつ旅行資金を貯めておこう」と具体策が見えてくる。

未来を具体的に描くことは、

不安を安心に変えるための一番の手がかりです。

 

逆算思考のメリットと注意点

未来から逆算して考える「バックキャスト思考」は、

具体的な行動を決めやすくするのがメリットです。

 

「74歳の私はどうありたいか」と描くと、

「じゃあ50代では何をしていたい?」

「そのために40代の今できることは?」

 

と自然に逆算して考えられる。

これが、毎日の選択に軸を与えてくれます。

ただ、未来設計図を「完璧な計画」として、

このレールから逸れないように、

なんて考えてしまうと本末転倒です。

人生には予測不能なことが必ず起こります。

だからこそ、未来設計図を道しるべとしながらも、

その時々で軌道修正すればいいのです。

未来を設計することは今を安心して生きること

未来を逆算して設計することは、

不安を和らげ、今の行動に意味を与えてくれます。

30年後の自分を思い描くことは、

今をより豊かに生きるための道しるべなのです。

 

そして少しだけお知らせです。


ただいま

「30年分の幸せを本気で設計する」1dayワークショップを準備中です。


具体的なご案内は改めてお知らせしますが、

日程だけ先にお伝えします。

 

10月24日(木) 21:00~22:30・10月25日(金) 21:00~22:30


同じ内容で2日開催予定です。

 

詳細が決まり次第お知らせしますので、

楽しみにしていてくださいね。