こんにちは。RAKU Academy 代表の市川やすこです。
本当に手が震えて、なかなかクリックできませんでした。
フリーランスの仕事が順調で、当時はやっていたFXにハマっていたんです。講義の休憩時間に、携帯の画面を数回クリックするだけ。僅か数秒で何十万という利益がうまれる。
資産は右肩上がりに増えていき、「仕事減らそうかなー(笑)」なんて軽口をたたいていました。
そんな日々は長くは続かず、バブルのようにある日突然はじけることに。
忘れもしない2008年リーマンショック。株価は大暴落、仕事の依頼も激減し、「ここで損切しないとますます損失が増える」という状況でした。
頭の中ではわかっています。でも、ここでクリックしたら損失が確定してしまうと思うと、なかなか勇気が出ません。お金のことってなぜか恥ずかしくて、家族にも友人にも、誰にも相談できずにいました。
2週間経ったところでもう本当にヤバいと思い、背水の陣で、震える手をおさえてクリックしました。
〇千万円の損失が確定した瞬間です。
わたしは呆然として、動くことも、考えることも、何も出来ずに、ただただPCの画面を眺めていました。
現実から目を背けていたんです。その方が楽だと思っていたから。
でも実際は真逆で、どんどん自分の首を絞めていたんですね。苦しい!これ以上は無理!となるまで、気付かないふりをしてやり過ごそうとしていたんです。
ちょっと考えればわかることなのに、ほんとバカだったなーって思います。
それ以来、「行動しないことのリスク」と「行動することのリスク」を比較する癖がついていました。事の大小はあれど、ほとんどのケースで
行動しないことのリスク > 行動することのリスク
でした。
行動した場合は実際に「リスクを受け取る」ことができます。受け取ったことからは、必ず「学び」があります。
回避することも時には大切ですが、そこから新たに学びを得ることはできないのです。何も体験していないので。
よく「行動が大事」と言いますが、わたしのように強烈な体験をしないと(苦笑)、なかなか実感がわかないかもしれないですね。
でも、行動しない理由にフォーカスしてみると、自分が見たくないと「思い込んでいたもの」が見えてきます。「〇千万失ったら人生詰む」と思ったけど、今のわたしは元気に、大好きな仕事をして、楽しく生きています。
あなたが、もしも迷った時は、この式を思い出してください。
行動しないことのリスク > 行動することのリスク
どんなに小さな一歩であっても、きっとあなたの糧となるはずです。
一歩、踏み出そう
今日もお読みいただきありがとうございました!