「やってみたいけど、不安もある」。

そんな迷いは誰にでもあるものです。

でも心理学では、選択の後悔は「やらなかったこと」に多く残るとされています。

今回は、その理由と、迷ったときに一歩を踏み出すためのヒントをご紹介します。

 

第1章|なぜ人は「やらなかったこと」を後悔するのか

心理学者トーマス・ギロビッチと

ビクトリア・メドヴェック(1995年)の研究では、

人が経験する後悔を短期的なものと長期的なものに分けて調べています。

結果は興味深いものでした。

  • 短期的な後悔:行動したことでの失敗や恥ずかしい思い

  • 長期的な後悔:行動しなかったことで得られなかった経験や機会

つまり、短いスパンでは「やった後悔」が強く感じられるものの、

時間が経つにつれて「やらなかった後悔」が心に残るのです。

なぜでしょうか。
理由のひとつは、失敗の記憶は時間とともに薄れるのに対し、

やらなかったことは「もしやっていたら…」という想像が膨らみ続けるからです。

想像には終わりがなく、理想的なストーリーを描いてしまうため、

不完全燃焼感がずっと残るのです。

第2章|迷いの正体を分解する

「やってみたいけど…」という感情には、2つの要素が混ざっています。

  1. リスクの見積もり

    • 失敗したらどうしよう

    • お金や時間が無駄になるのでは?

  2. 価値の不明確さ

    • 本当にやる意味があるのか

    • 他にもっと良い選択肢があるのでは?

この迷いを整理する方法のひとつが「書き出し」です。

紙やスマホメモに、次のように書いてみます。

  • 挑戦したら得られるもの(スキル、人脈、自信)

  • 挑戦しなかったら失うかもしれないもの(機会、成長のチャンス)

こうすることで、頭の中で絡まっていた糸がほどけ、選択の重みが可視化されます。

第3章|後悔しない選択をするための3つの心理的アプローチ

1. 未来の自分にインタビューする

 

半年後や1年後の自分を想像し、

「あのときやっておけばよかった」と思いそうかどうか、

自分に問いかけてみます。

この方法は「未来視点」や「プレモーテム法」と呼ばれ、

意思決定の質を高めるために使われます。

 

 

2. 小さく試す

 

大きな決断をいきなり下さなくてもOKです。

試験的に少しだけやってみることで、不安は大きく減ります。

例えば、興味のある副業があるなら、週末に1時間だけ取り組んでみるなど。

 

 

3. 感情の瞬間をキャッチする

 

「なんだか気になる」「理由はわからないけど心が動いた」という感覚は、

行動のサインです。

その瞬間にメモや音声で記録しておくと、後で見返したとき、

自分が大切にしているものが浮かび上がります。

 

第4章|一歩を踏み出した人に訪れる変化

一度でも挑戦すると、自己効力感(自分にはできるという感覚)が高まります。

この自己効力感は心理学者アルバート・バンデューラが提唱した概念で、

行動力の土台になります。

そして、挑戦が成功すればもちろん自信になりますが、

たとえ失敗しても「やってみた経験」という資産が残ります。

挑戦しなかった場合と比べて、

得られる学びや人とのつながりは格段に多いのです。

ラクアカでは、こうした迷いを減らすために、

自分の「本当の価値観」を見出し、

そこに基づいて人生計画を立てる方法を学びます。

これによって、自分に合った挑戦の仕方がわかり、

行動が自然と軽くなるのです。

 

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まとめ

迷い続ける時間が長いほど、不安は大きくなります。

心理学が示すように、長期的に心に残るのは「やらなかった後悔」。

だからこそ、小さくてもいいので一歩を踏み出すことが大切です。

行動すれば、その先の景色は必ず変わります。

未来の自分が「あのときやってよかった」と笑えるよう、

今日の小さな一歩を選べるといいですね。

 

 

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