「〇〇の件、ググってみた?」と言われて、内心「ググるって久しぶりに聞いたな」と思いました。
わたしやわたしのまわりを見てみると、もはや「Google Chromeでちゃんと検索している」人が少数派になっていました。
わたしも、まったく検索していないわけではありません。
たとえば宿泊先の住所とか、お店の営業時間とか。
そういうときはスマホでささっと検索します。
でもそれって、ただの “確認” であって、"情報を探す"ってほどのことではないんですよね。
昔は検索スキルが試されていた
わたしが昔よくやっていた検索のスタイルは、こんな感じでした。
Googleでキーワードを打ち込み、
検索結果の上から順にいろんなページを開いて、
書かれている内容を比べて、
情報が古くないか、信頼できるかをチェックして、
自分なりにまとめて、
ようやく納得できるまでに時間がかかっていたものです。
調べものをするときって、だいたいこんな流れですよね?
知識も時間も必要だし、根気も求められました。
〇〇のことを調べてたら、そこから△△のことが気になって…みたいなこともしょっちゅう(そして、夜が更けていく…)。
効率的に必要な情報を取りにいくには、それなりのスキルが必要でした。
今はAIが最初にヒントをくれる
昔のわたしスタイル、今はもうすっかり様変わりしています。
まず、GoogleやEdgeの検索結果ページ、気づいていましたか?
一番上に、「AIによる要約」が載っていることを。
検索ワードに対して、「こういうことですよ」と、AIがまとめてくれているんですよね。
わたしはGoogle Chromeを使っていますが、去年から「ChatGPT Search」という拡張機能を入れています。
簡単に言うと、検索欄に質問を入れるだけで、検索結果ではなく、ChatGPTが直接答えてくれる機能です。
もはや、わざわざいろんなページを開いて比べたり、言葉を選び直して再検索したりする必要がありません。
AIがわたしのために調べてくれる時代
AIに質問すると、こちらの聞き方次第で、答え方も変わります。
「○○について簡単に教えて」と言えばざっくりまとめてくれるし、 「もう少し具体的に」と言えば、例を交えて丁寧に教えてくれます。
まるで、自分専属の調査スタッフがついているような感覚。
無料で使ってしまっていいの?って感じですよね(わたしは課金していますが)。
かつての検索は、情報の大海を泳ぐようなものでしたが、いまは自分のところに「必要な部分だけ」持ってきてくれるわけです。
すごい時代になりました。
調べるより考える時間が増えた
この変化、わたしにとってはすごく大きなものでした。
もう、あの頃のわたしには戻れません。
たとえば、副業について調べたいとき。
以前は「副業 おすすめ 女性 40代」みたいなキーワードでいろんなサイトを読み漁っていました。
でも今は、「40代女性が副業を始めるときの注意点は?」とChatGPTに聞くだけで、要点がまとまって返ってきます。
その分、「自分の頭で考えたいこと」に時間を使えるようになったんです。
「調べ疲れて、何もやらない」という時間は、ほとんどなくなりました。
情報の受け取り方が静香に変わっている
AIがなんでも教えてくれる—取捨選択は必要ない、ただ受け取るだけ。
そんなスタイルが、静かにわたしたちの日常に浸透してきました。
最初は、AIがなんでも教えてくれるようになったら、自分で考えなくなるのでは?(つまり、阿呆になるのでは?)と少し不安に思っていました。けれど実際は違っていて。
“調べること” に使っていたエネルギーを、“考えること” に回せるようになった。
だからむしろ、以前よりもずっと深く考える時間が増えた。
それが、わたしがググらなくなって気づいた、いちばん大きな変化です。
みなさんは、いかがですか?
お読みいただきありがとうございました!