「私にも何かできることがあるかもしれない」
そんな思いを抱えるあなたに向けて、
自分の経験を棚卸しし、“発信する力”を育てる
セルフブランディングの考え方と小さな一歩をまとめました。
2025年、副業市場では40代以上の女性に新たな追い風が吹いています✨
40代女性の副業に、いま追い風が吹いている
副業は、若い人や、特別なスキルを持つ人だけのものではありません。
今、企業も個人も「副業」という選択肢を強く意識しはじめており、
そこに40代女性が活躍できる余地が確実に広がっています。
パーソルキャリアが運営する「HiPro Direct」の調査によれば、
2025年2月時点の副業希望者登録者数は前年比198%に増加、
企業側の副業募集案件数も299%に伸びており、
市場全体が大きく動いています。
この背景には、企業が専門知識や経験を持つ即戦力人材を
外部から柔軟に活用する動きが活発化していることがあります。
さらに、副業人材の平均的な参画スタイルが“短期型”から
“中長期プロジェクト型”へと移行しており、
継続的な関係性を築く働き方が主流になりつつあります。
特に「営業・販路拡大」「マーケティング/PR」「新規事業開発」など、
これまでのビジネス経験を活かせる分野にニーズが集中しています。
これらはまさに、40代の働く女性たちが
これまでのキャリアで培ってきた“人を動かす力”や“課題を解決する視点”が、
社会の中で必要とされている証拠ともいえるでしょう。
「ワタシ株式会社」という視点が、次の一歩をつくる
とはいえ、「でも私には、売れるようなスキルもないし…」と
思ってしまうのが正直なところかもしれません。
そんなときに大切なのが、「ワタシ株式会社」という視点です。
会社に勤めているかどうかに関係なく、
“自分という会社の社長”という意識でキャリアを見つめる。
そう考えると、自分が何を得意とし、
どんな価値を人に提供できるのかを、
棚卸しすることが自然に思えてきます。
例えば過去の仕事で、
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「誰に対して、どんな成果を出したか」
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「どんな場面で信頼されたか」
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「何にこだわってきたか」
これらを整理すると、
あなたの「仕事観」や「提供価値」が見えてきます。
それは、特定の“専門スキル”としてではなく、
あなたの“スタンス”として相手に伝わる力になります。
つまり、自分を「売り込む」のではなく、「知ってもらう」準備をする。
それがセルフブランディングの出発点なのです。
今日からできる“発信力”の育て方
「発信」というと、SNSで毎日投稿したり、
誰かに向けてPRしたりするイメージがあるかもしれません。
でも最初は、誰にも見せなくても大丈夫。
大切なのは、
「自分のことを自分で理解し、表現する力を育てること」です。
ここでは、発信の第一歩としておすすめの方法をいくつかご紹介します。
✔ 1|キャリアの棚卸しメモを作ってみる
ノートやメモ帳に、自分の過去の仕事・活動を3
つほど書き出してみましょう。
「何をして、誰の役に立って、何が残ったか」を言葉にするだけで、
“自分にあるもの”が見えてきます。
✔ 2|noteに「私の仕事のこだわり」を書いてみる
ブログを書くのはハードルが高い?そんな時は短くて大丈夫。
「私が働く上で大切にしていること」を書くだけで、
あなただけの価値観が表現されます。
✔ 3|Canvaで“自己紹介スライド”を1枚つくってみる
デザインが得意じゃなくても問題ありません。
写真・箇条書き・色などを使って「私ってこういう人です」を
1枚にまとめることで、自然と自分の強みが視覚化されていきます。
✔ 4|発信が怖いなら、まずは“非公開で保存”から
誰かに見せるためではなく、
自分の思考の整理として書いたり作ったりするだけでも十分です。
発信を“見せる”ことだけでなく、
“自分との対話”として捉えることで、ハードルがぐっと下がります。
まとめ|40代は、“整えて、出す”タイミング
40代というタイミングは、自分を整えながら
「外に出していく」準備ができる年代です。
完璧なスキルや実績がなくても、過去の経験や視点が、
これからのあなたの味方になってくれます。
「ワタシ株式会社」という視点で、自分を信じて育てていくこと。
それは決して大きな挑戦ではなく、小さな自信を積み重ねる行動です。
急がず、自分の歩幅で、一歩ずつ前へ進んでいきましょう。