思い込みから解放される
40代ともなるとある程度の経験があるため、新しい挑戦をするべきか、今ある安定を守るべきか?迷いが生じるのは当然です。そんな時はまず最初に、「40代が最後のチャンス」という考え方を見直してみましょう。この思い込みは、焦りや不安を生み出し、冷静な判断を妨げてしまうことがあります。確かに40代は体力や時間的な制約が出てくる年代ですが、キャリア形成において「年齢=限界」という公式は存在しません。むしろ、40代はこれまでの経験や人脈、スキルが最も充実している時期です。この強みを見直し、活かす道に気づければ50代以降も新しい道を切り開くことは十分可能です。
自分の価値観を見つめ直す
後悔しないキャリア選択をするためには、自分自身の価値観や優先順位を明確にすることが最も重要です。「何が自分にとって本当に大切なのか」を考える時間を持ちましょう。例えば、「収入」「やりがい」「家庭との両立」「社会への貢献」など、人によって大切にしたいものは異なります。
価値観に気づくためにはあなたが何に時間を費やしているか?や、これまでの人生で嬉しかった出来事や達成感を感じた瞬間を書き出し、それらに共通する要素を探してみましょう。なぜ嬉しかったのか?どんな達成感があったのか?どうして時間を費やしてるのか?その中に、自分が本当に求めているものや価値観が隠れているはずです。あなただけの最高の価値観に気づければ今後の取捨選択にも迷わなくなります。わたしは地位や名誉には興味がないと気づけたので、やりたいことに進む自分に許可を出すことができ、楽に生きれるようになりました。お陰で表情も柔らかくなったと指摘されるほど肩の力を抜けるように♪
バランスを考える
40代になると、自分が得意とする分野やできることがある程度分かってきます。ただ一方で、「本当にやりたいこと」に気づけないくらい自分を押さえ込んで、出来ることで人の役に立とうとししている場合も…。「出来ること」と「やりたいこと」が必ずしも一致しているとは限らないのです。何事もバランスが大切です。この場合、「できること」を基盤にしながら、「やりたいこと」に少しずつ近づけていく方法がおすすめです。「できること」だけではなく、憧れの人の話を聞いてみる、本を読んでみる、副業を調べてみたり資格取得など、今すぐできる小さなステップから「やりたいこと」を始めてみてください。
リスクと向き合う勇気を持つ
新しいキャリア選択には必ずリスクが伴います。しかし、そのリスクを恐れるあまり現状維持に固執してしまうと、後悔につながる可能性があります。よく「やらない後悔よりやった後悔のが良い」と言いますが、やったことないのだから失敗して当然ということを念頭に置きながら「最悪の場合どうなるか」を具体的にシミュレーションしてみましょう。そして、その最悪の状況でも乗り越えられる準備を整えることで、不安は軽減されます。
また、リスクを取ることで得られるプラスにも目を向けてください。それが自分にとって価値あるものなら、失敗が分かっていても一歩踏み出す意味は十分あります。
信頼できる人との対話を大切にする
キャリア選択で迷ったとき、信頼できる人との対話は非常に有効です。家族や友人、同僚だけでなく、プロフェッショナルなキャリアコーチやメンターに相談することで、新しい視点やアイデアが得られることがあります。他者から見た自分の強みや可能性についてフィードバックを受けることで、自分一人では気づけなかった道が見えてくるかもしれません。自分ではあたりまえにできてしまうため、強みとして認識できていないことは多々あります。
「今」を楽しむことも忘れない
未来への準備も大切ですが、「今」を楽しむ心も忘れてはいけません。今の積み重ねが未来であるならば、我慢で押さえつけて状態が積み重なる未来は本当にあなたが望む未来でしょうか?40代はまだまだ人生の途中です。この瞬間にも価値があります。仕事だけでなく趣味や家族との時間など、自分自身を満たす活動にも意識的に取り組んでみましょう。「幸せな今」があるからこそ、「後悔しない未来」が築けます。わたし自身子供を持たなくても幸せな自分になると決めてからの自分の方が好きですし、充実した人生になっています。
最後に
40代は確かに大きな決断を迫られる年代ですが、それは「最後のチャンス」ではなく「新しい可能性への入り口」です。焦る必要はありません。一歩一歩、自分の価値観や強みに基づいて進んでいけば、50代以降も輝けるキャリアと人生が待っています。大事なのはあなたがどう在りたいか?を明確に意図し続けること!
あなた自身のペースで、自分らしい選択肢を見つけてください。そして、その選択肢がどんな形であれ、自信と誇りを持って進んでいきましょう。それこそが後悔しない人生への第一歩です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。