RAKU fellowのおおもりめぐみこともぐ子です。先週末3月8日は国際女性デー。女性たちの勇気と決断を称え、ジェンダー平等について考える日ということで、わたしも考えてみました。
近年、SNSやメディアで「女性の権利」について議論される機会が増えました。しかし、その中で年齢を重ねるごとに「平等」という言葉が、なんだかしっくりこなくなってきたのはわたしだけでしょうか?今日はわたし個人が想う「平等」と「多様性」について語らせてください。
平等=みんな同じではない
「男女平等」と聞くと、男性と全く同じ権利や義務を女性も持つべき、と捉えがちです。しかし、男性と女性は生物学的な違い、社会的な役割の違いなど、多くの点で異なります。
例えば、妊娠・出産は女性にしかできないことです。また、体力的な面で男性が優位な場合もあります。これらの違いを無視して、全てを同じように扱うことが、真の平等と言えるでしょうか?
わたしはこの違いがあるから面白いと思っているので、男性より力が弱い自分を劣っていると感じたことはありません。むしろ夫には、だからこそ大切にして欲しいと常に伝えています。レディースデイや、女子会特典など、女性だから得をしているとも感じています。
そのため40代を過ぎてからは特に、平等=みんな同じという捉え方に違和感を感じるようになりました。個人的には、一人ひとりの個性や違いを尊重し、誰もが自分らしく生きられる社会が本来の男女平等(男も女も関係ない)社会なのではないのかなと感じています。
多様性こそが、豊かさに繋がる
世の中様々な価値観、考え方、生き方があります。キャリアを追求したい人もいれば、家庭を大切にしたい人もいる。リーダーシップを発揮したい人もいれば、サポート役に徹したい人もいる。
大切なのは、周りと比べるのではなく、自分の価値観を大切にすること。そして、他者の価値観も尊重することです。今ではこんなことを言っているわたしですが、結婚した当初は正社員での仕事と女は家のこともやらねばという「常識」に囚われて、なぜ自分だけこんなに忙しく頑張らなければいけないのか?と毎日イライラしていました。ですが、そもそも夫にやらせなかったのもわたしなんです。中庸思考を学びそれに気づいたことで、夫と一緒に家事をするようになり本当に楽になりました。もともと家事能力が低いので、むしろ今では夫の方が家事をやってくれるほどに(笑)
こうした、多様な価値観が共存することで、人生は豊かになるのだと実感しています。みんな違ってみんないいんですよね!
誤解から生まれた悲劇
しかし、現実には「女性はこうあるべき」という固定観念や偏見が、真実を見失わせ多くの女性を苦しめています。例えば、「女性は結婚して家庭に入るべき」という考え方は、キャリアを追求したい女性を苦しめます。また、「女性は感情的でリーダーに向かない」という偏見は、女性の社会進出を阻みます。過去のわたしも「女は子供を産んで一人前」という固定概念に振り回され、自分の幸せに気づけていませんでした。このような誤解や偏見は、時に自分を認められないきっかけとなり、長く苦しむ悲劇を生むこともあります。誰よりもわたし自身が子供が出来ない自分を認めていなかった。だからこそ、10年も自分を責め続けてしまったんですよね。その真実に気づいた時は涙が止まりませんでした。今なら色んな価値観の人がいて、色んな生き方があることが当たり前だと思えますが、当時はそんな自分が大嫌いでした。でもそんな嫌いな自分をつくりだしていたのも、また自分だったんです。
一人ひとりができること
では、私たちはどうすれば、多様性あふれる社会を実現できるのでしょうか?まずは、私たち一人ひとりが、固定観念や偏見に気づき、それを手放す努力をすることです。とはいえこれは1人では難しいと思います。現実問題わたしたちは社会の中で生活しなくてはいけませんから…。わたしがラッキーだったのは中庸思考を仲間と共に学び、実践として体感し落とし込める環境があったこと。おかげで、物事にはいろんな側面があると考える癖がつきました。そのため、メディアやSNSで発信される情報にも、ほんとうにそうかな?と疑問を持つので、鵜呑みにするということはありませんし、よくあるポジティブ思考のように、どちらか一方に偏るということもなくなりました。また、人とのコミュニケーションでは、相手には相手の価値観があると相手の立場に立って考え、共感する姿勢を持てるので、相互理解が深まります。わたしたちはロボットではありません。一人ひとりの考え方や捉え方がある。まずは当たり前だけど忘れがちな、わたしたちは【一人ひとりが違う人間である】という意識をするだけでも、見える世界が変わるのでやってみてください。わたしの正義や常識とあなたの正義や常識は正反対かもしれない。でもだから社会は面白いんです!
まとめ
個人的に国際女性デーは、女性だけが考える日ではなく、男性も女性も、全ての人が自分らしく生きられる社会について考える日であれば良いなと想っています。
多様性を認め合い、個人を尊重し合う社会を、私たち一人ひとりが意識することで、未来がもっと生きやすくなる。そんな、過去のわたしのように固定概念に縛られたり、自分を責めて悩む女性がいなくなる社会をつくっていきたいですよね♪最後まで読んでいただきありがとうございました。
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