おすすめ度 ★★★★

英語難易度 ★★★☆☆

Century 2. Winter of the World/Ken Follett

¥932
Amazon.co.jp

ケンフォレットのトリロジー、2部作目です。

ナチスが台頭してから、第2次世界大戦終結までのヨーロッパ(たまにアメリカ)を複数の主人公を通して描いております。

主人公は、前作の主人公の子供たち。

前作の主人公たちが成り上がって・・いや、立身出世した結果、子供たちは恵まれた環境で成長していくのですが、そこはケンフォレット。

激動の時代の波に翻弄されまくります。

例えば・・。

今作で有力国会議員となったガス。

ガスの息子のチャックは、海兵隊に入隊。

チャックの勤務地はパールハーバー(このあたりから嫌な予感が・・)。

チャックに会いに、ガス一家がパールハーバーに旅行へ(それはやめておいたほうが・・・。)

このタイミングで、日本軍の奇襲。

チャックは辛くも難を逃れるのですが、その後、艦船ヨークタウンに配属(またしても嫌な予感が・・。)

このタイミングで、ミッドウェー海戦・・。

当然、ヨークタウン撃沈・・。

また、前作でウォルターとドイツへと駆け落ちした英国人貴族のモード。

子供ふたりを授かり、新聞編集者として活躍しているのですが(ウォルターは社会民主党の議員)ナチスの台頭という暗い影が忍び寄ります。

夫婦ともにリベラルなのでナチスと闘うのですが、これが悲劇を生むことに。

今作では、モードの娘のカーラに重点が置かれて話が進みます。

前作でメイドから国会議員へと出世したエセルは英国で夫と、ロイド(フィッツとの不倫でできた子)と娘(名前忘れた..)と穏やかに暮らしておりましたが、ナチスの席巻するヨーロッパにあって息子ロイドは様々な形で戦争に関わることになります。

スペイン内戦に参戦したり、フランスでスパイ活動したり。

ちなみに、ロイドの恋愛模様にはかなりの頁が割かれております。

主人公は複数設定なのだけど、ロイドと相手役のデイジーが最も力点を置いた主人公なのかなと思います。

前作同様面白かったですよ。

わたしは前作の主人公より今作の方が好きだったなあ(これは好みの問題だけど)。

前作では、ヒロイン(エセル、モード)が政治家や政治活動家だったから、どうしても小池ゆりこさんとか野田聖子さんとか、やる気元気イワキさんとか連想しちゃったんだよね。

今作のデイジーは華がある存在だからヒロインとして申し分なかったよ。

ただ、戦争が話の軸になるから辛い話も多いので覚悟がいるかも。


ネタバレ感想コマネチ

戦争中の、ヨーロッパの一般市民の様子が描かれていて興味深い。

例えば、独軍が攻めてくる直前のモスクワ。

逃げ出す貴族たちが駅に詰め寄って人だかりになってたり、女性たちがせめてもの抵抗でバリケードを築いたり。

空爆を受けるロンドンでの救援活動が描かれているのだけど、あたり一面焼き尽くされるのでもなくて、爆弾が当たった家から人を救助できる余裕があったのが驚きだったり。

ドイツの飛行機だと、長距離を飛べないからロンドン上空にさほどいられない→ダメージを与えるほどの攻撃ができなかった、と他の本で読んだことがあったので「なるほど。」と納得しました。

民主主義と社会主義の対決も、以前はピンとこなかったんだけど、この本を読んで感覚的に理解できました。


















おすすめ度 ☆☆☆☆

英語難易度 ★★★★

The Coast of Chicago: Stories
The Coast of Chicago: Stories
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Stuart Dybek
Picador USA
売り上げランキング: 18,473


最近、日和見的な小説が続いたので硬派な感じを求めてポールオースターにチャレンジしようと思いました。

ネットの情報で、「ポールは難しい。スチュアートダイベックおすすめ。英語かんたんよ~」的コメントがあったので読んでみた・・・らむずかしいんですけどダイベック!?

なんとか読み進めるも、あまり面白くはないんですけど!?(アマゾンの評価高かったから期待したのに)

ショパンの話は、独特の美しさというか、かっこよさがあって「この作家は当たりかも!」と思ったんだけど、その後は昭和の作家の散文集っぽい感じの作品が続いて辟易

これが、この辟易感が醍醐味だというのか!?

昨日こんな事件が起きた。銭形警部

先日入会したばかりのコープが、初回デリバリーで一時間以上遅刻したうえ配達物を忘れた。さらに、コープの配達人と話している間にガガンボが玄関に侵入した。

ショックだった。

なんだか気が晴れず、もぎゅもぎゅ夕食を食べた。

そんな、逮捕だルパ~ン的雰囲気の作品です。




おすすめ度 ★★☆☆☆

英語難易度 ★★★☆☆

Rage of Angels
Rage of Angels
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Sidney Sheldon
Grand Central Publishing
売り上げランキング: 7,400



主人公ジェニファーは、新米弁護士。

初仕事でしくじったため法曹界から干されかかるも、孤軍奮闘の末、売れっ子弁護士となる。

しかし、惚れた男性が既婚者であったため私生活は複雑なものに・・。

その後、マフィアのボスに惚れられてしまい、私生活のみならず弁護士業までも複雑化して..。

といった内容。

ジェニファーに様々な苦難が襲いかかるので、途中読んでいて心苦しくなることも。

シドニーシェルダンにしては、難解な英文があったりする(他は平易で読みやすいことが多かったんだよね)。

ネタバレ感想コマネチ

とりあえずアダムにはしっかりしろと言いたい。

女性としては、ジェニファーが救われない感じがして読んでいて辛かったなあ。

せめてジョシュアを助けてほしかった。男性作家ならではだよね。



考えてしまったのは、rage of angels というタイトル。

天使の怒りって何だろな?と思って、邦題を調べたら「天使の自立」だったの。

それ、しっくりこないよねと思いながら読んだんだけど、最後の方でようやく英語タイトルのヒントがでてきたナッシーふなっしー

アダムのセリフで「むかしのジェニファーは、天使のように正義を信じていた」みたいなのがあって(記憶あいまいなんで適当だけど)。

ジェニファー=天使と考えるのが穏当なんだけど、angelsと複数だからジェニファーではないorジェニファー一人ではないだろう→angelsはマジの天使たちのことで、法の正義から背いた(マフィアに手を貸したからね)ジェニファーに対して怒った天使たちが、ジェニファーを罰した・・その怒りのことかなと。