こんにちは。

 

少し前ですが、2019年7月某日に一泊二日で友達とオオサンショウウオを探しに行きました。

行くことになったきっかけは、この友達と大学裏のカスミサンショウウオを見に言った後に

 

次はオオサンショウウオか??

お、いいね!

 

みたいな感じで実行しました(適当)

二人ともダメもとで見れるとは思ってません。

 

それでは、当日から振り返って行きます。

 

まず僕がレンタカーを借りて友達の家まで迎えに行くのですが

家まで行ったときに

 

僕「家ついたよ」

友達「やべえ、今起きた」

僕「は?・・・まあええよ、待っとくわ」

 

的な感じのやりとりがあったかと思います。

僕は寛大なので、これぐらいでは怒りません笑

たぶん20分くらい待ったと思います。

コンビニで飯や飲み物を買っていざ出陣!

 

僕「お前も運転する?」

友達「いやだ、事故るから」

僕「」

 

僕は寛大なので、(ry

 

たのしいデスドライブの始まりです。

車内ではハ〇プロの話が弾みました。

も〇ちとか笑

 

そうこうしているうちに

あっという間にキャンプ場に到着しました。

 

なかなかいい環境。

 

大きな川があり、ミヤマカワトンボがそこら中に飛んでいました。

少し散歩してみることに。

 

すると

遠征最初のうれしい出会い。

黒化型のシマヘビと遭遇しました。

カラスヘビとも呼ばれています。

ヤマカガシも黒化型がいますが、鱗にキールが無いのがシマヘビです。

 

友達は僕が咬まれることを望んでいるようでした。

痛いから咬まれたくはない

 

タゴガエル

渓流に多いです。

鳴き声が特徴的。つぶれたカエルのような声を出します笑

ニホンアカガエルやヤマアカガエルとそっくりですが

 

裏返すと喉周りが黒いことで、だいたいタゴガエルと識別できます。

 

さて、ここから、目的のオオサンショウウオがいそうな場所の下見を行いました。

地図からあたりを付けて昼に下見し、夜に出向く作戦です。

 

早速キャンプ場を後にしました。

車でポイントに向かう途中で

 

友達が気になっていたので観察しました。

シダですよね?

植物は分からないんですよね。。。。

胞子が整列しててきれいですね。

途中トノサマガエルやヌマガエルも確認できました。

 

気になる下見ですが、オオサンショウウオがめちゃくちゃいそうなポイントを発見したので、

とりあえずご飯を食べてキャンプ場で休憩することに

 

友達が寝ている間も

やるキッズの私は

キャンプ場を散歩して、タモがあったのでガサガサしてみることに

 

ドンコ

こんなとこにもおるんかい!

 

タカハヤ?

 

このヤゴまったくわかりませんでした・・・

なんだろう、トンボ科かなあ

ヤンマっぽくもあるんですよね。。。

あとゲンゴロウの仲間も捕まえたけど写真撮るの完全に忘れてました。

あとトノサマガエルもいたけど逃げられました。

 

ここで最大のミスを犯しました。

 

ヤマカガシに逃げられました。

 

萎える私に友達が

友達「どーせ咬まれるんだから逃げられてよかったやろ」

と。

 

うるせえ。

 

さて、ここからが本番のオオサンショウウオ探しです。

の前にご飯を食べに行きました。

大分といえばあのファミレス、そう、

JOYF●L!!

 

でな、ここからが問題なんや!

なんと、某ファミレスの窓ガラスにな、

 

ヤママユ

 

うぎゃあああああ!

 

思わず駐車場で叫んでしまった笑

初めてみたのよ、ヤママユ!

うれしすぎてめっちゃ写真撮ってたら店内の家族に怪訝な目で見られた。。。

3個体ほど見られました。

 

こっちの子は妙に後ろ翅の鱗粉が取れました。

正面顔。かわいいね。

 

触覚がクシ状になっているのでオスですかね。

おそらくメスのフェロモンを感知するためにこのような形になっていると思われます。

 

さて、腹ごしらえを済ませたら下見をした箇所に向かいます。

 

向かう途中で出会った子たちも紹介します。

ハグルマトモエかオスグロトモエ

トモエ模様がすばらしくかっこいいです。

のり面にくっついていた所を発見しました。

オスグロかなあ・・

 

ニホンマムシ

言わずと知れた毒蛇です。

 

この子は湿地の真ん中でじっとしていました。

カエルを狙ってたのかな?

 

さすがに今回は咬まれろ!とかは言ってこなかったです。

ここで咬まれたらヤバイですね。

 

おそらくアミメカゲロウ目の何かです。

翅の模様がとてもきれい。

個人的にこの仲間のフォルム、かっこいいので大好きです。

 

オオトリノフンダマシ

 

こいつも見た瞬間叫びました。

友達にこいつはレア!とか言ったけど同じところに5匹もいたから実感沸かないよね笑

この写真の右にいるのがメス、捕まえた蛾?を処理しています。

左にいるのがオス。交接する機会をうかがっているのでしょうか?

 

オオトリノフンダマシの円網

この網は、蛾を捕らえるために特殊な性質を持っています。

普通のクモの網よりも強い粘着力を持ち、鱗粉でとらえにくい蛾を捕らえます。

 

実は蛾が網に掛かって宙吊りになる所も動画で収めることができました。

興奮して自分がうるさいので見せられませんが笑

 

この植物も気になりますね。

何でしょうか。

わかる方ご教示ください。

 

そうこうしているうちにポイントに到着しました。

 

 

僕「渓流沿い、上る?それとも下りる?」

友達「上流の方にいそうだから上ろう。しらんけど」

僕「おけ。どうせダメもとで見れない前提なんだから、楽しもうぜ」

 

これが運命の分かれ目でした。

 

歩いて5分後、

 

僕「うおおぉぉぉぉっぉおぉぉぉぉぉおぉぉぉおぞぉぞおおぉぞxこおzぉ!!!!」

友達「え?どした?」

僕「おる!おった!やべえ!」

友達「は?うそつけ。。。ほんとやwやべえw」

 

目の前にオオサンショウウオがいると語彙力を失います。

とにかくデカい。

二人でデカい、ヤバイ、とずっと叫んでいた気がします。

こんなデカい両生類が日本の渓流にいること自体が素晴らしい。

 

初の野生オオサンショウウオ!

まさか見られるとは思ってませんでした。いやマジで。

光を当てると、動きは遅いものの逃げていきます。

や、やばい。。。

デカいけど顔はかわいいね。

オオサンショウウオは8月あたりに繁殖期があり、

この時期は頻繁に移動し、見つけやすいそうです。

オス同士でなわばり争いを行い、闘争中に指を失う個体もいます。

ちなみにかわいい顔をしてますが歯は鋭く、

人間でも指を咬まれれば切断の危険もあります。

甲殻類や魚などを食べてるんでしょうか。

すばらしいいいいい!本当に満足です。

 

ちなみにオオサンショウウオは一晩で11個体確認しました。

居過ぎてドン引きしました笑

 

最初の方は

 

おったぞ!

うおおおおおお!

すげええええ!

 

っていう感じでしたが、後半になると

 

あ、いた( ´∀` )

またかよ笑

 

みたいな感じでした笑

 

カジカガエル

オオサンショウウオの他にも。

渓流に多いです。

色は茶色ですが、アオガエル科です。

とてもきれいな鳴き声で鳴きます。

 

他にもイノシシの赤ちゃんの溺死体や

ニホンウナギ、タカハヤ、カワゲラの仲間も見られました。

 

ニホンウナギは最初見た時ヘビかと思いました笑

 

最後に

友達が気になってたコケ

 

2時間弱ほど探索して車へ戻りました。

 

いや~

素晴らしかった。

帰りの車も疲れを感じない盛り上がりで「来てよかった」を連呼してました。

 

キャンプ場についてからも少し余力があったので探索を。

カブトムシ

オスメスを並べたのはさすがにヤラセ笑

オスは体色赤めでした

ミヤマカミキリ

キャンプ場ロッジの入り口に落ちてました。踏まれるぞ

渋い色!

デカいカミキリかっこいいね~

 

 

ということで、最高の成果の後に就寝。

自分は興奮のあまり眠れなかったのですが、友達はすやすや。。。

 

次の日は温泉に行ってうみたまごを堪能した後に

帰路につきました。

 

 

とても楽しい遠征でした。

まさかオオサンショウウオが見られるとは。。。

 

オオサンだけでなく、他の様々な生き物が見られたこともよかったかな。

 

では、今回はこの辺で。