
包丁で指を切って、2針縫ったので、パソコンが打ちづらいです

お医者さんいわく、指先って神経が集中してるから痛いんですって・・・ホントだ・・

久しぶりにDVDを借りました

『絶対の愛』~韓国タイトルは「シガン(時間)」~
キムギドク作品は2作目です。
わたしこの作品スキです

とはいっても、純粋な「スキ」というよりも、かなり複雑な感情を持ちながらの「スキ」ですが

キムギドクの描く人間の愛情というのは、本当に人間の深~い深い奥の方に手を突っ込んでかき回し、引きづり出して、目の前にドビャッとさらけ出す、そんな印象を受けます。
深すぎる愛情が方向性を失った時に引き起こす、狂気に満ちた行動。
狂いだした関係は、迷路に入り込んだかのように人の心を惑わせて、時間さえも狂わせていく。
~あらすじは~
つきあって2年になるジウとセヒ。
セヒはジウの行動から、自分に飽きているのだと思い、彼の前から去る。そしてあろうことか顔を別人のように整形してしまう。
数ヵ月後、別人となってジウの前に現れたセヒ。名前をスェヒと変えてジウと新しい愛を育もうとするのだが、敵は思わぬところにいたのだ。
どうにもならない二人の心は、行き先の違う船に乗りさまよい、衝撃的な結末へ向う・・
「顔」というタイトルにしてもいいんじゃないかと思うくらい、顔へのこだわりが描かれています。
時々、ハッとする色使いや、なんとも美しい映像が出てきます

この作品の鍵を握る公園が出てくるのですが、実在するんですね

仁川芽島(モド)にある「ペミクミ公園」らしいです。
彫刻がたくさん置いてあるんですが、どれもなんというか、エロくて、「R指定」が入りそうなものばかり・・


出演しているハ・ジョンウssi
私を恐怖のどん底に突き落とした「チェイサー」で猟奇殺人者を演じた俳優ですが、この映画ではすごくいい

というか、もともとうまいんでしょうね。
私は、自分の物差しで測る「色気」を基準に好きな俳優を決めるのですが、この人、あります、色気

整形後のスェヒを演じるソン・ヒョナの鬼気迫る演技にも圧倒されます(特に最後)

整形大国と言われる韓国の映画というのに監督が抱く「思い」を感じます。
結局・・・
人間のつながりって、顔だけじゃなくて、心なんだってとこをシンプルに伝えようとしている気がしました

