
ヨロブン、オレンマニムニダ

久しぶりのブログです。
実は身内に不幸がありまして・・

しばらくバタバタと過ごしておりました。
で、いろいろ感じることがありまして、ひと段落ついた今、つらつら書いてみたいと思います・・・。
私、幼い頃に祖母をなくして以来、人の「死」というものに直面した経験がありませんでした。
その頃の記憶はおぼろげで、印象に残るいくつかの場面が浮かぶだけで、あくまでも「子ども目線」の域をでませんでした。
そして、今回、一連の儀式というか、流れを初めて経験したのです。
それまで、息をしていた人が、していないことへの不思議な気持ち。
動いていた人が、動かなくなった途端に、体はすごく無機質なものに変わるんですね。
でも、家族にとっては大切な体。
人は亡くなると、どんどん体が硬直していくのだと思っていました。
でも、亡くなった翌日も、その翌日も体は柔らかかったです。
湯かんをしてもらった時は、爪もピンクになりました。顔もすごく気持ち良さそうな顔に変わりました。気のせいかもしれませんが、家族はその顔を見て、ずいぶん救われました。
それでも、出棺し、お骨になった時・・
この世に生きていた体が無くなり、「天に昇っていったんだな~」ということを強く思いました。
そして痛烈に感じたこと、それは・・
いつも手を合わせている仏壇。そこには「居ないんだな~」と。
何故かはわかりませんが、私にはそう感じられたのです。
だからといって、墓参りなどを意味もないものとは思いません。これからも今まで通り。
ただ、きっともっと自由な存在になったと思います。どこにだって行けるんだな~と。
『千の風になって』・・大ヒットしたのがわかります。
普段、買い物にも着いてこなくなった子ども達が、お線香をあげにいくのには必ず着いてきます。
お通夜、お葬式では普段会わない人達にもたくさん会いました。
「死」によって、改めて、絆を確認できる場所を提供してもらったんですね。
ありがとうございます・・・
