『マイブラザー』~ウリヒョン~ | 楽韓ネット管理人のそれぞれ日記

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韓国大好きアラフォー4人組が、韓国のひと・もの・こと・情報を共有しようと集まった『楽韓ネット』。
ココは4人それぞれが、日々の超個人的ネタ(韓国ネタがあったりなかったり)を自由きままに綴る、そんな日記帳です。

ジュノです~ラブラブ

ようやくテレビを地デジ対応のテレビに替えましたテレビ
画面がでっかくなったので、映画を見たときの迫力が違います~ニコニコ

で、見たのが『マイブラザー』
ウォンビンssiとシンハギュンssi、おまけにお母さん役で、数々のドラマで母親役を演じているキムヘスクさんがそろって出演音譜

$楽韓ネット管理人のそれぞれ日記-マイブラザー


映画は2004年のものなので、少し前になりますが、なんとなくもう一度見てみようと思って借りたら、実は見ていなかったのです叫び
見たつもりでいた・・・だけ。

ここからネタバレなので、白字で書きます。マウスをスクロールすると読めます(パラム♪さん方式)

生まれつき口に障害を持つ心優しい兄と、男らしいがケンカっ早い弟。同じ年に産まれたので同じ学年ですが、学校では文学の才能豊かで学力も一番の優等生と、勉強はもちろん、詩を作る才能さえ全くない劣等生.
母は貸金業で身を立て、必死で手術費を捻出し、兄の為に尽くします。弟はいつも「みそっかす」。兄ををいつも大事にする母に寂しさを感じつつも、仕方ないと思っている感じも見えます。
兄弟でありながら、そうらしからぬ二人の関係ですが、ある時から二人が歩み寄り、お互いを認め合い、強い絆を持って母を支えていこうとするのですが・・。

この障害をもつ優等生の兄(ソンヒョン)をシンハギュン、弟(ジョンヒョン)をウォンビンが演じていますね。
ウォンビンはプライベートでみせる寡黙な顔とは全く違う、カリスマあふれる強烈なキャラクターを演じています。こういう繊細な一面を持つ、強い男を演じるのは、ウォンビンならではだと思います。

母親役のキムヘスクさん。この人「冬ソナ」のような品のあるお母さんも、「秋の童話」のようなガシャガシャしたお母さんも、上手に演じ分けますね~。

3人家族ではいつの間にか子どもではなく、父親のような役割になってしまった弟。商売をするための財産を持ち逃げされた母を守るために、選んだ道。その人の道からはずれた仕事から抜け出そうと決めた時、すっきりした気持ちで、これからやり直せると、ボコボコにされた体をひきづって家に帰ると、自分が蒔いた種とはいえ、あまりにも悲しい出来事が・・。

シンハギュンの抑えた演技も光ります。いろいろ計算しているのでしょう。ウォンビンとのキャラの対比がわかりやすいですね。やっぱりうまい!

悲しい出来事はありましたが、さらに最後にまた別の涙を流させてくれます。死んだ兄から届いた誕生日プレゼントの花。そして手紙。
子どもを守るために、強くなるしかなかった母が、初めて流した涙。
それは単に悲しいだけでなく、悔やむわけでもなく、ただ、愛しいものに対する気持ちがあふれてきたのだと思います。


すごくいい作品だと思います。青春時代の甘酸っぱさや、底辺を生きる人々の悲劇。家族の深い愛。
そんなものが、盛り込まれている作品で、大好きな作品です。