
ドラマは途中で挫折しましたが、映画『ファンジニ』はきちんと見ました


映画はオリジナルのストーリーのようですが・・・

映画の方は、「ジニ」とユ・ジテ演じる「ノミ」という奴婢の愛に焦点を絞っていますね。
身分制度がしっかりあった時代では、身分が違うもの同士結ばれることは考えられなかったのです。
そこから生じたノミの嫉妬がジニを貴族から姓生におとしめていくことになるのですが・・
貴族として育った「ジニ」が「姓生」として生きることを決めるいきさつは、いささか突飛な感じがしたのですが、時間が短いから仕方がないんでしょうか

考えてみてください。お嬢様として、世間しらずの籠の鳥として生きてきた人に、いきなり世間の汚い部分がうずまく世界に身を置くことを選ぶのは簡単なものではないでしょう。
そこが丁寧に描かれていない感じがして・・私、そこで寝てたのかしら

映画では、踊りや伽耶琴の演奏シーンも出てこなくて、ナゼ短期間で一番人気の姓生にのし上がったのかが不明です。書に秀でるところは描いてありますが・・・

ただの高飛車な、プライドの高いお嬢様のままという感じです・・。
ソン・ヘギョは美しいし、衣裳もきれい。でも話自体はそんなに面白いと思わなかったです

視聴者の期待を裏切る演出・・というよりは、視聴者を無視した演出というのがしっくりきます。
つまり、ついていけないのです。ドラマチックな部分などに乗れない自分。おいてけぼりを食ったまま終わっちゃった

ただひとつ、収穫は「ユ・ジテ」の存在。
「王の男」のカム・ウソンなどもそうなのですが、素顔は色気のかけらも感じないのですが、演技をすると、本当に色気を感じる俳優さんっていますね

ユ・ジテもクマさん顔で、私、何も感じませんでしたが、この映画の彼はいいです!
ま、役がいいんですけどね

すごく背が高く、顔に似合わずモムチャンでワイルドでした

去年シネギャラリーでやった「コリアウイーク」で上映された「春の日は過ぎ行く」も応募が多かったのですが、イ・ヨンエの知名度もありますが、すでに彼の魅力を知っていた人達だったのかもしれませんね
