アンニョ~ン ユリです

過去ネタです。
今からちょうど5年前になります。
もう5年も経つのかぁ~といった感じですが、
こんな幻イベントがあった事をご存じでしょうか…

“幻イベント”と言いましたが、そう、幻に終わったイベントなのです。


この現場に、私いたのです。
シナ・ピ・BoA・jtlというメジャー4組夢の競演ということで、
シナペンの私たちはワクワク行きました。
2004年10月31日18時~蚕室総合運動場

入場してまず驚いたのが、座席位置。
私たちの席は、アリーナ中央ブロック、それもたしか前から3列目だったのです

こんなに近くでシナが見れるなんてぇ~っ

ってテンション上がりまくり


しかし次に驚いたのが、ステージセットの簡素さ。
っていうかこれまだ設営途中じゃないの?!って感じに、
ステージ上のセットといえば、中央から下がる公演名ロゴの入った垂れ幕1枚のみ。
照明も全然なくて。
ちょっとおかしいなぁ~と思いつつ…
開演時間になっても始まらないのは、まぁそんなもんだろうと特に気にもせず、
“間近でシナ”って事にドキドキワクワクしながら座って待っていたのですが…
そのうち現地の中高生客たちが、
アリーナ最前列とステージの間にあるスペースに集まってきて座り込み、
あっという間に子供たちで埋め尽くされてしまったのです。
しかし警備員がそれを静止するわけでもなく。
これじゃぁライブできないだろう!なんで?!
と、思いながら見ていたら…
マイクを持った女性がステージに上がり、何か喋り出したのです。
どうも誰かのFC関係者かなんかで、明らかに怒っているのです。
事情がさっぱりわからない私たちはただ見てるだけ…
こりゃ何かヤバい事態になってるな…ということだけは感じとれましたが。
私たちがチケットを買った代行業者の人が一緒に来ていたのですが、
その人の「ライブ中止かも…」という話で、事態が飲み込めました。
子供たちはギャーギャーわめくし、
ステージの下から楽屋方面の通路が見えるのを見つけた子供たちが
(ステージ下が丸見えって時点で設営できていないのがわかりますが…)
ステージの下を抜けて入っていってしまったり!
そのうち今度は機動隊がズラズラと入ってきてステージ前を固めたり…
日本人客は静かに座って、呆気にとられながらその騒ぎを見ているだけ


代行業者さんからの説明だと、
主催者からアーティストにギャラが払われず、もめているとか、
アーティストは、はじめから会場に来ていないなど。
えぇ~アーティスト側は始めからヤル気なかったって事?!
もうライブ中止って開場する前から決まってるんじゃん!って感じで

18時前に入場し、代行業者さんに促され諦めて帰ったのがたしか21時頃。
結局、寒い中を何時間も暴動の一部始終を見て帰ったのでした…
↓韓国人怒りの表れ、投げられたイスの山

状況からいって明らかに開催出来ない事がわかっていながら入場させておいて、
暴動起こさせて、最後中止にするっていう、
日本ではあり得ない驚きの体験をしました。
ちなみにこのチケット1万円くらいしたと思うのですが、
お金返ってきてなかったような…
ただ私たちは前日に水原で「ソウルトレイン」という、
当時YGfamilyだったフィソン・BIGMAMAとSE7EN・コミの4組ジョイントライブを見ていて、
それがとても楽しかったので、FA-STライブが幻に終わったショックは緩和されました。
なので、ある意味貴重なものを見たという面白い思い出になっています

この時「韓国のライブは始まってみるまで油断できない」ということを学びました。
これは5年前の事ですが、今でもイベントドタキャン、出演者ドタキャンなんて事はあるので、
韓国のライブに行かれる方は、ライブが始まるまで油断禁物ですよ~