アンプに、EC3コネクタをつなぐ作業です。


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今回使う「EC3」コネクタには、その上位の「EC5」というものも存在します。

私が知るうる限り、このコネクタは、「一部」で普及しているだけで、

T型ほど伸びていないとおもいます。

私は今後、小型、超大型以外は、

EPカー、ヘリ、プレーンのものを、すべて「EC3・EC5」へ変更します。


T型(ディーンズ)、XT60、ユーロペアなど色々使ってきました、


・T型

 流せる電流が低いことと、放熱も低く、接点が長く持ちません。

 収縮チューブが必要。

 粗悪なものの流通が多すぎる。


・XT60は、コネクターの抜き差しが「非常に硬い」ものが存在するのと、

 収縮チューブが必要。


・ユーロペア

 国内販売のものと、一部ハウジングが合わないものがある。

 使えるシリコンコードがEC3、5より細い


メリットは、EC3,5に比べ少ないので、デメリットのみ。 

オスメスの区別は「ハウジング」で判断しているようなので、

それさえ覚えれば、あとは、EC5の挿入時の問題のみ。

+、-も記載がはっきり確認できます。


EC3、EC5は、メーカーで言うと、「ALIGN」を初め、「○・・・e」「S・・・○」が採用しているようです。

伏せているメーカーは私が苦い思いをした「大嫌いなメーカー」であるからです。

わざわざ紹介して、販売のお手伝いはしたくありません。(苦笑)


当店でも扱いを始めました。

価格について、ペアでの入手のため、

販売数のバランスを取るため、

アンプ側をお求めやすい金額に設定しました。

EC3 コネクター メス(バッテリー側)98円

EC3 コネクター オス(アンプ側)58円

EC5 コネクター メス(バッテリー側)128円

EC5 コネクター オス(アンプ側)78円


HKからの入手ですが、今までトラブルは一度もありません。

できることなら、「アンプ側」のコネクターを「バレット」にしてほしいですね。


EC3アンプ側(EC5も同形状)
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EC3バッテリー側(EC5も同形状)
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直接入手ならHOBBY KINGです。

以下がそのリンク↓


あむら人のブログ EC3 plugs (10pairs/set)


あむら人のブログ EC5 5mm Connector (Pair)




1/10EPカーなら、EC3で十分間に合いますが、

1/8や1/10オフロードカーなどでは、EC5の方が安全かとおもいます。


空物では、使用アンプを基準に考えていいかとおもいます。

50A程度なら、電圧に関係なく、EC3で間に合うかとおもいます。

それ以上の場合EC5をチョイス。


コネクター自体は、EC3が3.5mmバナナプラグ。EC5が5mmバナナプラグとなります。

このコネクターのメリットは、「収縮チューブ」が不要であること。

シリコンケーブルも太いサイズが使え、

「バッテリー側の半田時のショート」の危険性が少ないです。

後は、放熱性が非常に高いですね。

抜き差しも「XT60」から比べると大変スムーズです。


2Pコネクターやディーンズなどは、「通電性能」の低下が著しく、

メーカーによって極端に差があるので、出来るだけ使わないようにしています。


EC3/5のデメリットは「使い捨て」に近いこと。

EC5に限って言うと、コネクタを半田づけしたら「すぐに」ハウジングに差し込む必要があり、

このタイミングが悪いと、「猛烈な力」で押し込まないとハウジングに入りません。

もしくは、「お湯で温めておく」必要が出てきます。

EC3は比較的軽い力で押し込むことが出来ます。

後は、コネクターの周辺に半田がつくと、「ロックできない」とか、

コネクターの使う方向がわかりにくいとかありますね。


ようやく説明が終わりましたが、今度は接続方法です・・・・。



半田をつける際の順番として、

ケーブル→コネクター→双方接続となります。

これは「収縮チューブ」を使用する際特に重要になります。

ケーブル側に半田を先に落とす落とさないで、双方接続後のケーブルの温度が大きく変わります。

100°程度で収縮を始めるので、コネクターと接続しているうちに収縮してしまう羽目に・・。

ケーブルに余裕がないときなんか大変です・・。


以下「アンプ側」での説明。



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ケーブルに半田をなじませます。

バラけた場合、手でネジって束ねなおします。


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見えている側に半田を軽くなじませ、その後180度回転させます。

そこで再度半田をつけ、暫くハンドをあてつづけます。

裏側の半田と、今つけた半田がなじめばOK。



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ケーブル長をあわせるのと同時に、

半田がしっかりなじんでいるか確認のため、先端を切断します。



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次に、コネクターへ半田を流し込み、さめないうちに、ケーブルを挿入。



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こてを当て、双方の半田がしっかりなじんだら、冷えるまで「動かさないよう」にします。



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その後、-ドライバーなどでハウジングへ挿入します。

「コツッ」と感触が変化すると強い力で引っ張ってもはずすことは出来ません。


基本的にラジコンの場合、60Wクラスの半田で十分ですが、専用品を使うことをお勧めします。

電子機器、バッテリーへの接続となるため、高温で、短時間で終わらせる必要があります。


先端のとがったものなどは、放熱性の良いケーブルを使っているラジコン部品の場合、

すぐに熱を奪われてしまいますし、だからといって長時間当てつづけると、

機器をいためることになります。


以上。 もう疲れたのでこの辺で・・・。