フラ恋! 13 | 二次元羨望者の戯れ言ブログ

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ライトノベル作家を
目指しているオタくんです。
アニメ、ライトノベル超好きです!
出来ればよってらっしゃい
見てらっしゃい!
そしてオタクに染まりな!



的なハイテンションでお送りしてします。
どうぞ仲良くしてください!

今から買い物行くんだけどついて来るんだよな?」
「行きたくなくてもついていってしまうからの~」
いちいち言うなよな、完全な嫌がらせだろ。
「まぁ、ついて行きたいから別にいいがの」
「なんでついていきたいんだよ?言っとくけどなんにも買ってやらないぞ?」
「なにを言っておる、単純について行きたいだけじゃ」
・・・・・・理解できん、何を考えているんだ?
「そ、そうか。妹も一緒に買い物行くからなるべく黙っていろよ?」
「なるべく努力するとしようかの。ほれさっさと行かんか」
「お兄ちゃん~、そろそろ買い物行こ~」
「呼ばれておるぞ?急がんでよいのかや?」
「わかったから、先に靴は履(は)いとけ~」
なにか仕組まれているようにしか思えない。どうせ買い物には行かないとダメだしな。とにかく警戒しておくぐらいでいいか。
「買い物中はなるべく黙っていろよ」
「しつこいの~、努力すると言っておろう」
「お兄ちゃんまだ?妄想に浸ってないで早く来てよ」
「先に靴履いとけって言っただろ。しかも琴莉、お前は兄をどんな人間だと思っているんだ?」
「そんなの「鬼畜兄貴」意外にないに決まっているでしょ!」
かぶせてきやがった~!なんて言ったか聞こえなかったじゃないか。とりあえず肯定しておくか?
「そうかそうか、琴莉はそんな風に思っていたのか」
「あれ?いつものお兄ちゃんならツッコミするところでしょ?」
えっ?
「本当に鬼畜兄貴だったの?」
「断じて違う!しかもお前もか!?」
「・・・・?もちろん冗談だよ、お兄ちゃんが遅いから悪いんだよ」
「わかったわかった、行く行く」
「ふむ、それじゃ」
そう言ってリティは俺に後ろから抱き着いてきた。あれですか?また体に取り憑く気ですか?
『入るわけがなかろう。ただこうした方が会話しやすいじゃろ?』
いや、絶対に俺の心読みたいだけだろ。
『よく分かったの~、えらいえらい』
うぜ~、でもこのままだと乗り移るんじゃないか?
『その心配はいらぬ、あれはギュッとしないと入らんからの。残念じゃろ?』
無心になるんだ、俺の心の中を気づかれないようにするんだ!心頭滅却!
『くくく、いくら頑張っても動揺しているのがだだ漏れじゃな』
「うだ~、よしさっさと買い物行くか」
「なんで行く前から疲れているの?お兄ちゃん、私との愛について悩んでいるの?」
「ああ、常に悩みの種が俺の周りにあるのに悩んでいるよ」
『どっちのことを言っておるんじゃ?』
リティは琴莉と自分を指差しながら言ってきた。うん、どっちもだな。