「そんな身体でいちいちリアクションしなくても……」
俺達の反応に少しショボンと落ち込むエレナ。
そりゃそうだろう、最後の最後で〝と勝手に思いました〟ってな……。
もう少し綺麗に占い師らしい結論を出して欲しかった。
「エレナ、今の占いの評価は星五点中一点な」
「えぇッ!? せめて三点ですよッ! 運命の輪の意味を踏まえて解説出来なかったのは認めますけど、それ意外はちゃんと上手く組み合わせ出来てたじゃないですかッ!!」
「最後の一言が余計だったんだよ……」
それが一点評価の理由である。
「ま、まぁ別に私は気にしないけどね。運命の輪意外は何気にあたってたし」
「にゃ? そうなんですか」
「まぁね、少しだけどね」
火野川の言葉にエレナが俺をキリっと睨みつけてくる。
先程の評価を撤回しろ、と言わんばかりの目付きだ。
「はいはい、三点な」
俺がそう言うとエレナは両手を万歳しながら喜んだ。
そしてテーブルに散らばったタロットカードをかき集める。
「じゃ今度は護さんの番ですよ~」
「ゴマ太郎鉛筆で決めるんじゃないのか?」
「護さんを占いたくなったんですよ」
ニッコリスマイルで微笑むエレナ。
先程同様にカードを束に戻し切り始めるも、また何枚かテーブルに落ちてしまう。
テーブルに落ちたカードを悲しい目でエレナは見つめる。
「不器用、なのか……?」
小さな声で俺はそう呟いた。
「まったく……」
そんなエレナの頭を火野川は優しく一回撫でる。
そしてタロットカードをエレナに代わって切り始めた。
「ほい、出来たわよ占い師?」
「へへへ……今度カードの切り方教えてください~」
エレナの言葉にはいはいと火野川は返事をする。
「でわでわ、護さんを占わせていただきますよ~」
エレナはそう言いながらタロットカードを丁寧に並べる。
そして先程と同じくぐしゃぐしゃにかき混ぜた。
何度かかき混ぜるとエレナは俺に顔を向けてくる。
「でわ、先程の愛花さんと同じくカードを四枚、引いた向きのまま置いていってください」
ほいよ、と俺は返事をするなりぐしゃぐしゃに散らばったタロットカードを引いていく。
/続く