この世には素晴らしいというものがある・・・
財宝・風景・作品・・・・
そして・・・・・・人間だ・・・・
俺は来客用の部屋の扉を開けた、
そして俺は目を疑った・・・「こんな美女がこの世にいるのか」と――――――
俺は頭が真っ白になった・・・だって目の前にスッゲー美女がいたら誰でも
見とれてしまうだろ??
「彼女はミラー・ヒュートリッジ、お・・・あんたはもう虜になったの?」
レノイルは呆れた表情で言っていたが・・・・無理だって!
あんな美女がいたら誰でも見とれるから!!
「全員紹介するわよ?」
おっと・・・他の人たちも聞いとかなくちゃな!
俺はあたりを見回したが・・・・
ハルディさん・・・ジョーカーさん・・・レノイル・・・俺・・・・
絶景の美女・・・見た目小学5年生くらいの双子(?)・・・・と
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・猫
・・・あれ?まさか猫もお仲間だったり??
「まず、あんたが見とれていたお姉さんはミラー・ヒュートリッジ」
「よろしくね」
満面の笑み・・・・それは俺の体に電撃を走らせた・・・・・ヤバィ・・・・
「次に双子の子達」
おぉ、やっぱり双子なのか!すっごい似てるもんな~!
「男の子の方がライト、女のこの方がルナーよ」
「「よろしくねお兄ちゃん!」」
ぐほっ!・・・俺は・・・俺はロリ〇ンではない筈なのに・・・何故だ?
何故ダメージを受けるんだ??
「最後は猫のジェームズよ」
・・・・あ・・・やっぱりお仲間さんだったのか・・・
「よろしくな、若造」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハィ?
「しゃ・・・・喋った――――――――――!!!!」
猫だぞ猫!?
「そんなに驚かないの!この世に不思議はいっぱいあるんだから!」
何、テレビのコーナーみたいなこと言ってんだよ!
俺が知っている猫っていうのは『ニャ~ン』しか言ってないと思うのは気のせいか!?
「・・・で、最後に」
ん?レノイルが真剣な顔で話し出した・・
「皆は知ってるだろうけど彼はノアよ」
「・・・・・・。」
ん~・・・話しがたい空気だが・・・・聞いてみるか・・・・
「すまんが・・・そのことだが・・・・」
「??」
「ノアってなんだ?」
「あぁ・・・そうね・・・」
「世界中の頂点に生きる者たち・・・それがノアよ。彼方は一見人間に見えるけど中は違う、・・・・・・まぁ、人である事には変わりないんだけど・・・・スペックが違うとでも言えばいいのかしら?」
・・・・要するに俺は内なるものを宿してる・・・でいいのか?
「ちなみにノアはノア自信の『コア』を宿してるわ!」
・・・コア?
「コアってなんだ??」
「コアとは、この世の人間の一部の人たちが宿してる能力のことで、人によってそれぞれなの」
・・・特殊能力みたいなものか?
「歴史の中で大きな事をやり遂げた偉人たちのおおよそ80%はコアを宿していた人間といわれているのよ?」
ほぉ~!そんなにも強大な力なのか?コアって・・・・
「ちなみに私の下僕・・・・というか仲間は全員、コアを宿しているわ」
「!!!」
マジかよ・・・どんだけ強いのだ??
するとジョーカーさんが前に出てきて
「僕の能力は簡単に言うと影だね」
「影??」
「口で説明するのも面倒だから、僕に本気で殴ってみなよ」
・・・・は?
「な・・・殴る?」
するとジョーカーさんはにこやかに「どうぞ」と言った・・・
「まぁ・・・ジョーカーさんが言うなら・・・」
俺は思いっきり振りかぶってジョーカーさんの腹に向かって殴ったが・・・・
『フッ・・・・』
俺は何が起きたのかまったくわからなかった!
ジョーカーさんは体を黒い影のようなもので覆っていて、
そこにどんな攻撃をしてもただ通り過ぎるだけ・・・・・・・
「コレが僕の能力『影闇の鎧』(シャドウズアーマー)だよ」
す・・・すげぇ!
世の中にはいっぱい不思議がある・・・か・・・・・