「ヒック!・・・誰がいると面倒だとぉ~?」
俺はただ見てるだけしかできなかった・・・・
「これはこれはご立腹のようだねぇ~ハルディ」
ジョーカーは楽しそうに言っているがオーラは敵意を全開にしていたようだ
「黎・・・こっちに来なさい」
レノイルは険しい顔で俺に言った・・・
俺はそれに従わないと自分まで被害が及びそうなことを
俺は体全体でわかったんだろう・・・おとなしく、
レイノルの方へよって、ハルディとジョーカーのやり取りを見ていた
「ジョーカーぁ~・・・お前は前々から殺したいと思ってたんだよ・・・いいきかいだ・・・
ここらで白黒はっきりさせようじゃねぇか・・・・」
「ハルディ、俺はこのごろ敵に手加減をしてないから殺しちゃうかもしんないけどいいかな♪」
二人は黙ってお互いを睨み合っていたが
ガギィィン!!
気がつけばハルディはナイフでジョーカーはトランプ方の刃物で戦いを繰り広げていた!
・・・・・・尋常じゃない速さでお互いを牽制しつつ攻撃を加えている中で
二人はあまりにも楽しそうに口をつりあげていた・・・・
そぅ・・・まるで・・・
「まるで踊っているかのようだ・・・」
「そう・・・本当の死闘とはこういうものだ・・・
あそこまで楽しんでる奴らは私には何も出来まい・・・どうしたものか・・・」
・・・・・・・・・・・。
ドクンッ!!ドクンッ!!
なんだ?体が・・・妙に熱い・・・・鼓動もでかくなって・・・・・
「お・・・お前、まさか・・・・!」
レノイルが俺を驚いた表情でこっちを見ているが・・・なんなんだ?何が起ころうとしてるんだ!?
『―――そろそろ目を覚ましてもいいんじゃないか?』
『本当のお前を見せてみろよ』
ドクンッ!!ドクンッ!!ドクンッ!!
『さぁ・・・もう、いいだろう?お前の真人(マト)の力を見せてみろ!』
ウオオォォォォォォォ!!!!
『クククッ・・・やっとだ、 こいつの力を引き出せることが出来た・・・
さぁ・・・こいつはこの力を何の為に使うかな?』
第二話『パート4』 完