(氣になった部分)ーーー

◆そしてアミノ酸配列からはスパイクタンパクの毒性を取り除くための工夫の跡は見られません。これは驚くべき事なのですが、確かに「毒性の高いタンパクの遺伝子から毒性を取り除かず、ほぼそのままの状態のものを体内に投入している」という事です。この点においてはファイザーもモデルナも同様です。

◆ウリジンがシュードウリジンへと化学修飾を受けている以外は、遺伝子ワクチンのデザイン自体はシンプルなものです。そして更なる問題は「セーフティガードに当たる構造が見当たらない」という事です。タンパクの生産は自動で開始しますが、その生産を止めるためのスイッチが見当たりません。また、ゲノムに挿入された場合にゲノムから切り出すための工夫も見当たりません。

◆確率がどれくらいなのかはっきりとは分かりませんが、RNAが逆転写されてゲノムに挿入される事はあり得ます。しかしながら、ゲノムから切り出すための組換えシグナルに当たるものが見当たらないのです。

◆現段階では制御する方法も無いのに、毒素を大量生産する装置を健康な人の体内に導入すべきではないのです。

◆ファイザーのRNAワクチンでは終始コドンが少なく、82番目のアミノ酸以降は終末端付近まで皆無です。開始コドンのメチオニンから終末端付近の翻訳停止シグナルまで1295アミノ酸のオープンリーディングフレーム (読み枠;タンパクに翻訳可能な遺伝子配列) が取れます。終始コドンは通常1/20の割合でできますので、偶然ではこのように長いタンパクの読み枠は取れません。これは本当に偶然の産物なのでしょうか。

 

 

(コメント欄より)ーーー

 

<10/10 mmmnnnさん>

荒川先生こんばんは。
私の友人で賢い人がいて、その友人曰く
イベルメクチンはプロテアーゼ阻害剤だからワクチンの毒素にも有効
と言っています。
論文も教えてくれたのですが、当然私には理解出来ません。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7996102/

荒川先生は今回の記事で
『一生体内でスパイクタンパク質を作り続ける可能性があり、現在は解決法が無い』と記されましたが、上記論文からイベルメクチンがワクチンの毒素にも有効と読み取れますか?

上記論文はコロナウイルスに対してのイベルメクチンの調査ですが『スパイクタンパク質の結合を強力に阻害する』という意味ではワクチン毒素にも有効と友人は考えています。

お忙しいと思いますので、出来たらでよろしいので回答頂けるとありがたいです。

 

<10/11 荒川央先生 → mmmnnnさん>

mmmnnnさん、
コンピュータ解析のシミュレーションですね。プロテアーゼはタンパク分解酵素の事です。イベルメクチンはウイルスのスパイクタンパク、プロテアーゼ、レプリカーゼとも結合できるようですが、この中でmRNAワクチンに含まれるのはスパイクタンパクです。イベルメクチンのワクチンデトックスへの効果を実際に検証した結果が出てきたら興味があります。イベルメクチンがスパイクタンパクをブロックするとしても、長期に渡ってスパイクタンパクが発現する場合は他にも対処法が必要ですね。

 

 

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<10/10 nonnonrieさん>

荒川先生 いつもお忙しい中ありがとうございます。
今現在の日本の状況に 落胆しています。
人の肌に触れる仕事をしています。
個人差がありますが 接種者から特有の匂いを感じます。
ご本人から 接種有無を聞かなくてもわかります。
何日か過ぎれば 匂いが無くなる方
何日たっても 匂いが残る方 様々
です。
善良な国民に良心的説明も無く
打て打ての1点張りな国策に 怒りしかありません。
涙を堪えて仕事しています。

 

<10/11 荒川央先生 → nonnonrieさん>

nonnonrieさん、
ワクチン接種者の「匂い」については実際時々耳にします。嗅覚受容体も多様で個人差が大きく、人によってはワクチン接種者の匂いを敏感に感知できるのかもしれません。匂いに出るという事は受容体が感知できる物質をワクチン接種者が分泌しているという事になります。まさにシェディングですね。「何日か過ぎれば 匂いが無くなる方 何日たっても 匂いが残る方 様々です。」興味深い体験談の情報をありがとうございます。これも副反応の多様さや個人差と関係ありそうです。私も現在の日本の状況をとても悲しく残念に思います。間に合う方もまだまだおられます。特に若い方や子供達への接種を思い留まって欲しいのです。

 

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<10/10 moon riverさん>

荒川先生
毎回のことですが、素人にも分かりやすい文章、ありがとうございました。コメント欄を読んで、私はワクチン接種拒否の理由をアレルギー体質だからの一言で済ませましたが、意外と皆様、苦労されている事が分かりました。

まるでハリウッド映画を地で行くような大立ち回りが、ごく一部の人たちの利権のために企画され、庶民が虫けら同然に振り回されているかのように私には見えます。日本はかの国の属国ではありますが、せめて日本国内だけでもオランダや北欧諸国のように、自由に往来できる国にしたいものです。

そのためには、”あえて”思考停止させる日本の教育と政治を”家業”とした人たちによる支配構造がネックかなと思います。でも少しずつ、何かがおかしいと思う方々も増えているようです。衆議院選挙も行われる折、このNoteを2,3人の頑張ってほしい立候補者に読んで頂くつもりです。

 

<10/11 荒川央先生 → moon riverさん>

moon riverさん、
免疫系にトラブルのある方、血管にトラブルのある方にはコロナワクチンはより強い副反応に繋がるかと思います。ただ、断るのに本当は理由も要らないはずなのです。治験中で、安全性が保証されていない試験的なワクチンです。私も学校教育が思考停止を招いているところもあるのだろうかとときどき思ったりします。立ち止まって考えることは今の危機を乗り切るのに大切です。賢さは学歴や職業とは別のものです。ありがとうございます。

 

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<10/11 ccoさん>

いつも貴重な情報をお伝え頂き有難うございます。
お忙しいところ申し訳ないのですが、逆転写の可能性とその影響について、少々お伺いしたいことがあります。

以下の記事によると、ヒトの持つポリメラーゼ・シータという酵素が、DNAを修復する際にRNAからの逆転写を行うという発見が今年あったそうですが、筋肉注射で損傷した組織を修復する際に、注入されたmRNAを元にこの酵素が逆転写を行ってしまう可能性は考えられますか

Discovery identifies a highly efficient human reverse transcriptase that can write RNA sequences into DNA
URL:https://www.sciencedaily.com/releases/2021/06/210611174037.htm

また、もし逆転写されてしまった場合、後にHIVと同様の免疫不全状態を引き起こす可能性は考えられますか?
コロナワクチン接種後に多くの人で発現する副反応が、HIVの感染初期症状と似ているように思うのですが……

 

 

<10/12 荒川央先生 → ccoさん>

ccoさん、
ポリメラーゼ・シータが逆転写酵素としての機能を持つとの事、興味深い発見です。ポリメラーゼ・シータは特殊なDNA修復を触媒するDNA合成酵素です。そうしたDNA合成酵素はいくつもあり、何のためにあるのかも含めていまだに謎も多いのです。「ヒトが逆転写酵素を持っていない」と言うのは大きな誤解です。https://note.com/hiroshi_arakawa/n/na93143c988cf
案外、逆転写反応はこれまで考えてられているより多様な局面で使われている可能性があり、どこで暴走するかもわかりません。コロナウィルスの受容体はACE2ですが、HIVの受容体はCD4であり、CD4はヘルパーT細胞特有のタンパクです。HIVはヘルパーT細胞に感染し、ヘルパーT細胞を枯渇させる事により、獲得免疫全般の機能停止をもたらします。コロナワクチンの場合はより複雑な事が起こっているんじゃないでしょうか。コロナワクチンも免疫系に干渉し、免疫の機能低下をもたらす可能性があるのですが、作用機序は分かっていない事が多いですね。

 

 

<10/13 ccoさん>

お忙しい中ご返信頂き有難うございます。
新しい発見がなされるということは、人体にはまだ解明されていない仕組みが数多く残されていることの裏返しですよね。
安全だと証明されていない行為には慎重になるのが以前の常識だったと思うのですが、今は危険だと証明されていない行為をどんどんやるという真逆の対応を世界中が強行していることに強い違和感を覚えます。

HIVは個人的に最悪の想像でしたが、BNT162b2は獲得免疫と自然免疫の両方を再プログラムするという論文を見つけましたし、確かにまだ良く分からない複雑なことが起きていそうですね。
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2021.05.03.21256520v1?utm_source=pocket_mylist
その変更ができるだけ無害で取り返しの付くものであることを祈るしかありません。

私のような無学な者が漠然と感じた危険の正体を、分かりやすい形で解き明かしてくださる荒川先生には本当に感謝しています。
ご心労も多いかと思いますが、どうかご自愛くださいませ。

 

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<10/11 Sakiさん>

荒川先生、ご多忙な中、専門的でありながらも分かりやすい記事をありがとうございます。いつも感謝しながら読ませていただいております。
コメントされている方々もとても勉強熱心で、勝手にここには素晴らしい仲間がいると心強く思っています。

この記事を読んだ着後にこんなネットニュースを見つけました。

新型コロナウイルスワクチン 日本が誇る“しょうゆ”老舗企業が原料製造
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d542189ac5375071a86b0b844039985035b08e8

>  ヤマサ醤油によると「シュードウリジン」は、新型コロナワクチンのmRNA(メッセンジャーRNA)を構成する物質の1つで、私たちの体の細胞にも存在しています。mRNAは、体内で炎症を起こすことから、医薬品としての実用化は難しいと考えられていました

とのことですが、

> mRNAをこの「シュードウリジン」で構成すれば、炎症が抑えられるという論文を世に出したのです

とありました。
この「シュードウリジン」とはヤマサ醤油製造のシュードウリジンのことです。

 

この記事を読んでいて疑問に思ったことは、もともとmRNAはシュードウリジンで構成されているのではないか?
それとも元々のシュードウリジンをヤマサ醤油製造のシュードウリジンに置き換えることによって炎症を抑えられるのか?
私が理解できていないだけでしたら申し訳ありませんが、この件についてご意見をお聞かせいただけると幸いです。

 

 

<10/12 荒川央先生 → Sakiさん>

Sakiさん、
例外はありますが、基本的にシュードウリジンは細胞内のmRNAには使われていません。細胞内でシュードウリジンを含むのはtRNA (トランスファーRNA) であり、これはタンパクに翻訳されないRNAです。RNAワクチンではmRNA内のウリジンをシュードウリジンで置き換えています。通常、外部から導入したRNAは、免疫系の攻撃対象として認識され攻撃されます。この際に起こる炎症が自然免疫のアタッカーです。ウリジンをシュードウリジンで置き換えると炎症を誘発せず、細胞内でも分解機構を免れます。このためRNAワクチンは長い間細胞内に留まる事になります。

 

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<10/12 荒川央先生 → 15sa28hiさん> (15sa28hiさん部分省略)

15sa28hiさん、
抗体依存性自己攻撃 (Antibody-Dependent Auto-Attack; ADAA) ですね。これも遺伝子ワクチンのデザインから予測されていた事です。スパイクタンパクを発現する細胞は、細胞表面にスパイクタンパクを持つので、抗スパイクタンパク抗体の攻撃対象となります。血管、心臓、肺、生殖系、御構い無しに攻撃されるわけです。おっしゃる通り、もともとコロナウィルスは抗体を利用して感染し重症化を促すわけですから、抗体で対抗するワクチンそのものが悪手です。ワクチンの副反応の多様さも驚くべきですね。コロナワクチンは血管を障害し、血管は身体中を走っているわけですから、様々な臓器に障害が出る事は避けられないでしょう。自己免疫疾患や癌も心配ですね。