(松江洋江さんのFacebook(シェア)投稿〜岡田恒良さんの投稿〜より転載)ーーー※文そのまま、改行・太字等の加工しました。

マクロビオティックの威力

「文明は菜食主義で始まって肉食で滅びる。」桜沢如一はこう言ってマクロビオティックの教えを世界に広めました。

そして彼の著作、「無双原理・易」には、易との出会いが述べられています。易経とはすなわち陰陽2種類(ーー、ー)の組み合わせで構成された8種類の八卦が基本です。

大韓民国の国旗にはそのうち4つが描かれています。天・地・火・水を表すものだそうです。

八卦を二つ重ねることで64通りの組み合わせができ、それぞれに深い意味が込められています。ご存知の方も多いでしょうが、「明治」「大正」の元号は易経からの引用です。

陰と陽で世界を表現するこの易経の世界に魅入られた桜沢はこれを生命理論と結びつけました。つまり、血液に必ず必要な陽イオンであるNa+を陽になぞらえ、細胞内にあって必須のイオンのK +を陰になぞらえたのです。

そもそも東洋医学(中医学)では、陰陽五行がその根本です。

雌雄・寒暖・軽重・上下・白黒・左右・伸縮・硬軟これら万物を表現する2極を陰陽として表しました。マクロビオティックではここにナトリウムとカリウムの対比が加わっているということになります。

そしてついに「知るに易く、用いるに最も簡単でありながら、しかも森羅万象、あらゆる現象を解説する根本無双原理」が完成したのでした。

桜沢の基本食は玄米・雑穀です。そしてなるべく加工しない、精製しないで食べることが肝要です。

ところが現在では世界の大部分が粉食に侵されています。

小麦の粉末、とうもろこしなどを砕いて精製し、その粉末をこねて形を整え、加熱して食す、そういう食生活を送っている人々のなんと増えたことか。

ペースト状にしたあと、ピザ、パスタ、パン、ヌードル、ナン、メンなど、日本人にも大流行です。

歯間に絡みつき、しっかりと歯磨きをしないと一日中こびりついているこのペースト状の食品は、同時に腸管にもべっとりくっついているのはないでしょうか。

桜沢の言うとおり、粉食の有害性にそろそろ気付いても良さそうです。脱メリケン粉なのだ!