続きから。。。
裏カジノ界で働く従業員には社会的信用がないことが残念なところだった。まあ、年収500万ほどあるのに税金も払っていないので当然と言われればその通りなのだ。
その流れから、、、一般の世界に出て「仕事何してる⁉︎」と言われるのが辛い。親にも友人にも、さらには彼女、その親たちには正直なことは言いにくいのだ。
オレ達は裏社会で生きていることに変わりがないので公の場で言いたくない業種となる。だからいつもオレは「不動産屋!」って言っていた。
オレ自身はこれでも良いのだが、嫁さんは子供達は一体どうすれば良いのだろうか⁉︎ ということから引退を考え始めたのかもしれない。
よく間違われていたのは「ホスト⁉︎」。
確かにこれはよく言われた。。。白いワイシャツを絶対に着たくなかったので色のついたワイシャツにブランドネクタイをぶら下げ、高価な時計やバックを持っている若者はこっちに系に見られてしまうのかもしれない。
裏カジノ界には見た目で言えばイケメン系も多くいるし、お金使いがバカなのでそう思われても仕方のないことだ。
悔しい思いをしたのは店内で働いて時にエリートサラリーマンから侮辱されたこと。大きな格の違いをガッツリと見せつけられ良いように言われたのは悔しかったが、言っていることに間違いはなかったので笑って誤魔化すしかない。
オレたち裏カジノ界のディーラーは世間一般の人たちを給与、年収の額で見下している部分はあったがそれは30歳までの話。でそこからは一気に追いつかれ逆に差をつけられていくことをあの時は分かっていなかった。
今の世の中フリーターの存在は大きく裏カジノ界の人間もこれと変わらない。ある程度のお金を残して独立していくならば良いが一生できる仕事ではないことを今となっては身にしみている人が多いのではないだろうか⁉︎