ルーレットでのイカサマ | テキサスポーカーディーラーが明かすポーカーの本当の勝ち方

テキサスポーカーディーラーが明かすポーカーの本当の勝ち方

テキサスポーカーにのめり込んで22年、カジノディーラー歴12年、3度のメシよりテキサスポーカーが好きな、マレーシアでリタイアメント生活を送りながらテキサスポーカーを楽しむ、テキサスポーカー・ライトのブログ


日本裏カジノ界においてルーレットをおいている店は3割程度で、ほとんどの店舗はカードゲームのバカラだけしかおいていない。



ルーレットというものは、好きな人にはたまらないほど面白く奥が深いゲームで、ルーレットをおいている店舗では掛け声が賑やかでとても活気が感じられる。



バカラテーブルをおかずに、ルーレットの専門店もあるぐらいで、ルーレット信者には嬉しい店舗も存在している。



このルーレット、イカサマ行為はあまり聞いたことがないのだがゼロではないだろう。



店舗側がお客さんのお金を奪うためにルーレット自体に細工をすることがあった。



ルーレットのウィルの中に磁石や機械的なモノを装備して、ボールの落ち込みを調整し、本来落ちるはずの番号とは違う場所へ落とすことができるらしい。



この情報をくれたのは関西のカジノ友人なのだが、自分が実際に見たわけではない。しかし、この友人の店に入っており、実際のところあまり正確でないため意味がないと言う。



この機材を投入するために数百万と経費がかかっており、この経費の回収時間が掛かりすぎるし、それなりのお客さんを相手にしなければ回収することさえ難しい状態だ。



バカラとは違いルーレットで百万円を負けてくれるお客さんというのは、ルーレットに対する知識や経験が豊富なため、そのお客さんを”ポンコツ”に掛けるとしてもかなり目が肥えているのでリスが高く難しい。



ゲームの配当を誤魔化そうとしても、こういったお客さんは自分で配当を知っているため、これもまた無理がある。



これらを考えてみるとルーレットでイカサマ行為をするのはお店側にとってはリスクがあるし、完璧でないため行う店舗は殆どないだろう。



店舗側のイカサマ行為ではなく、従業員が店舗側からお金をとるために「サクラ」、「すわり」を用いてイカサマ行為をすることはよく耳にする話だ。
カジノ用語(サクラ=お客のフリをするこちら側の仲間)、(すわり=ポンコツをするためにお客のフリをさせシゴトをする人)


これはものすごく簡単なことで、ディーラーと「すわり」を用意すれば2、30万のお金ならすぐに抜きとれるのだ。



ゲームを見ている黒服の目を盗み、ゲームの配当を誤魔化して多めの配当をつけていけば良いだけだ。通常の配当に2、300$のチップを上乗せして渡すことを数回繰り返せばそれで終了。



あとは「すわり」が儲かったチップを換金して店を退出し、あとから儲かったお金を山分けすれば良いだけだ。



これは初歩的なものでディーラーを経験している人なら1度や2度はその話が廻ってくるであろう。



従業員が悪さを働くことはどこの店でも珍しくはないことなのだが、見つかってしまった時にはかなり厳しい罰を受けることは明白だ。



体には耐え難い暴力を受けることもあり、そのあとには多額の損害賠償を請求され支払うこともよくある話だ。



それなりの覚悟をもって行うのであればその人の自由だが、数人このような人を見てきたがどれも痛々しいモノで、その後もカジノ界で働くことは難しいだろう。



カジノ従業員としてお金を抜くことはそんなに難しいことではないが、見つかった時の代償を補えるだけの金額を抜くのは困難なことなのだ。。。