ルーレットは戦いの場 0075 | テキサスポーカーディーラーが明かすポーカーの本当の勝ち方

テキサスポーカーディーラーが明かすポーカーの本当の勝ち方

テキサスポーカーにのめり込んで22年、カジノディーラー歴12年、3度のメシよりテキサスポーカーが好きな、マレーシアでリタイアメント生活を送りながらテキサスポーカーを楽しむ、テキサスポーカー・ライトのブログ


日本裏カジノでの「ルーレット」に関して言えば、このゲームだけは完全に「ディーラー」とお客さんの戦いの戦場となっているのだ。



「バカラ」などのカードゲームは、お客さん同士の駆け引きで、勝敗を分けるのだが、直接「ディーラー」と戦うわけではないのです。



「ルーレット」の勝負するときには、お客さんが張っていないところに落とすことが出来れば、「ディーラー」の勝ちになりますよね。



お客さんがシフト張りで半周を張ってくれば、張っていない側を狙い、表と裏の両面を10目ほど張っていれば、張っていない方へ狙いを定めれば良いのだ。



言葉で言えばとても簡単だが、この通りに実践で行うのは難しい。毎日の投げ込みや、セッティングをしっかりと行っているから可能になってくるのだ。



あるAさんは1点張りをすることが好きらしく、その1点をグルリと囲む「フルビンゴ」をMAXでBETしてくるのだ。



1回のBETに200$前後を使い、その番号へ見事に入ると3,600$になるのだ。Aさんは18回に1回入れば負けない計算になる。



1点張りだけならそう難しい事はないのだが、「フルビンゴ」といいうのが、なかなか厄介なのだ。番号の裏側へ落とせばよいと思っても、裏の番号は「フルビンゴ」の隣の数字にあたるため、なかなか配当が高くなっている。


90度横でも「フルビンゴ」に引っかかるため、全部を外すのは45度前後のあたりで、微妙な手加減が要求されたくるのだ。



通常、この場合にはお店側の有利な展開になり、美味しいお客さんのはずなのだが、そうでない日がたまにあるのだ。



入ってはいけない番号の方にボールが向かっていく時がでてくる。思えば思うほど、吸い込まれるようにAさんの賭けた番号へと入っていき、Aさんのチップがみるみる増えていってしまうのだ。



「ディーラー」を変えても流れは変えらずに、もっと
Aさんの方に傾いていく、そんな日はもうお手上げ状態なのだ。



神がかり的な事がこの世界ではあり得るのだ。



Bさんは「ルーレット」を良く知らないので、赤と黒にしかBETはしないが、やはり、Maxbetで勝負してくる。



基本的には赤と黒を均等にBETしているのだが、ハズレ続けてくると、片側の「赤だけ」や「黒だけ」になってきたりもするのだ。




赤、黒は1/2だと思っている人が多いが「ルーレット」には「0」「00」が存在するため、ココを忘れてしまう人が多い。




「0」の両サイドは黒なので、3目続けて黒と同じだし、「00」の両サイドは3目続けて赤と同じなのだ。




5回連続でハズレたBさんは「黒」しか張らなくなり、1/2なのに13連敗したと思っている。諦めかけた14投目には、なんと、「赤」へとBETしているではないか!



その14投目に落ちた色は…「黒」。。。




何とも神がかり的な現象が起こっているのだ。



毎回「ディーラー」が狙っていても、14投も連続で同じ番号へは入れることは、まずありえない事だし、このようにBさんが14投連続でハズすことも考えにくい。。。



この日本裏カジノでの戦場で真剣勝負をしているからこそ、このように「神がおりてくる」現象が起こることもあるのだ。。。