くちづけ・・
はじめてのくちづけ・・
僕達が卒業した小学校の裏門前にある公園・・
秋の風が冷たくなって来た11月の夜・・
僕達は青色の滑り台の横にあるベンチに腰をかけ・・
周りの静けさの中、かくれんぼでも、しているかのように・・
ふたり身をよせて小さくなっていたんだ・・
僕達の雰囲気はそれなりに感じあっていたよね・・
僕は少しこわばった君の肩に腕をまわし・・
うつむいている君に・・
僕のくちびるを、そっと重ねてみたんだ・・・
すると・・・
ぅん?
なんか固い感じ・・・
そっと顔を離して見てみると・・
目をとじて、くちびるの先をとがらせた・・
酸っぱい梅干しを食べたような顔をした・・
君が見えたんだ・・
僕はおかしくなって苦笑しながら・・
僕も酸っぱいくちをして・・
君のくちびるに、くちづけしたんだ・・
つん・・
つん・・
僕の甘酸っぱい思い出・・
ダンコロ