(2/22離型材の処理の項目追記)



先導アイチ みにヴぁん カラーレジンキットVerの説明補足です。

もといカラーレジンキットの作り方説明です。

長くなりますがお付き合いいただけますと幸いです。


まず各工程の基本的な流れをざっくりと説明し、その後、基本からもうちょっと手をかけてよりよいものにするための作業工程に「~もっとキレイにするために~」と表記しています。

基本的な工程をするだけでも完成させることはできますが、さらに綺麗なフィギュアにしたい人のための工程の紹介ということになります。


【離型材の処理】

お湯に台所用中性洗剤を入れて、しばらくパーツを浸けた後に歯ブラシにクレンザーをつけてごしごし

洗います。エアブラシ塗装はしないのですが、表面に汚れがついていたりするので。

【湯口・パーティングラインの処理】



ガレージキットには本来必要の無い突起や線が入っています。

その突起を湯口、線をパーティングラインといいます。

例として、上の画像はアイチの持っているシャボン玉の棒ですが青と赤で塗りつぶしている部分がいりません。

それを処理します。



処理の例の画像は大きくて分かりやすい前髪で進めます。

まずは湯口の処理です。

(ニッパーがあればまずは少し棒の長さを残して切断します)

デザインナイフやカッターで切ります。

一気にやると間違えて本来いる部分も添いでしまう危険があるので少しずつ切っていきます。



こんな感じに整えます。



続けてパーティングラインの処理です。

刃を面にあてて横にスライドさせて添いでいきます。



~もっとキレイにするために~



湯口・パーティングラインの処理をした後にさらに紙やすりで表面を整えてあげるとさらにきれいな

表面になります。私は紙やすりは600番を使っています。

やすったあとは表面が白くなってしまうので、指や爪で擦ってやると色味が落ち着きます。




【気泡の処理】


カラーレジンの大敵、気泡の処理です。



まずは大きい気泡の処理です。



デザインナイフで穴を広げます。



気泡に瞬間接着剤を流し込み、湯口の処理でカットし必要なくなったレジン片を差込ます。



デザインナイフで必要の無い部分をカットし、その後やすりがけをします。




続けて小さな気泡の処理の方法です。



小さい気泡のときに必要なもの・・・それは



シアノン!(白い色のついた瞬間接着剤)


そして・・・



タミヤのエナメル塗料です!

この二つを使っていきます。



塗料とシアノンを混ぜます。



気泡の部分にちょんちょんと盛ります。



デザインナイフで形をととのえ、やすりで磨きます。

塗料の量が多すぎるとボソボソしてしまい全く気泡処理に使えませんので塗料の入れすぎにご注意を!


私はカラーレジンの調色はタミヤエナメルでしています。

色のレシピを下に紹介していますので、シアノン+エナメル塗料で気泡処理をする場合はご参考にどうぞ!↓


●髪・・・ブルー

●肌・・・クリアオレンジ

●ジャケット・・・スカイブルー+フラットイエロー

●リブニット・・・レッド

●ズボン・・・フラットブルー+ロイヤルブルー

●シャボン玉の棒・・・ライトグリーン




【筆塗り】


カラーレジンで色分けしきれていない細かい部分(瞳や靴やジャケットの黒・白色の部分など)は筆塗りします。





筆塗りで使える塗料は、先程紹介したタミヤのエナメル塗料やアクリルガッシュなどです。お好みでどうぞ!

学生のとき美術で使って以来しまいっぱなしのアクリルガッシュを引っ張り出してくるのも良いです。




後は設定の色にそって塗ります。

ムラができたときは乾燥させた後に重ね塗りをするときれいになります。


リブニットやジャケット・ズボンにはモールド(線)が入っています。

そのままでもいいのですが、そのラインを強調するためにここも色を塗ります。

線にそって色を塗り―――



不要な塗料を綿棒で拭き取ります。


これにて完了!完成!




~もっとキレイにするために~



全ての工程を終えて、最後につや消しを吹くと色味が落ち着いて良い感じになります。

エアブラシをもっている方はエアブラシで、持っていない方は缶スプレーでもOKです!




ざっくりTHEっくりアイチ製作の補足説明でした。

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