気圧の変化による神経痛に悩まされている。
 いつも春先に多いので、すっかり忘れていた。原因不明の関節の痛みに始まり、首筋のリンパ付近が痛む。関節が痛い時は、病院の何科に行けばいいのか分からずにいる。
五月、黄砂が降り注ぐ時期になった。花粉が去り、花粉症の症状も出なくなった頃に、今度は黄砂によるアレルギーの症状の数々。結膜炎、鼻炎、頭痛、神経痛。病弱なことが全て露呈するという事態だ。やはり、世の中は「健康が一番」。私はそのレールから外れているが、命に関わらないし、対処方法も分かっているので実行している。普通の健康な人から比べると、病弱だ。それ故に、いくつもの病院にも通院しているのが現状である。
 そんな私が社会とのつながりを持ちたくて、各種のイベントに参加し、交流をしている。自分から行動しないと、待っていても向こうからはやってこない。受け身のままでは前へ進めない。自分の人生なのに「自分らしく生きるため」の努力をしないで、どうするのか、と思ったからだ。
 子どものように、好奇心旺盛のまま大人になったから、余計に気になるのだ。いっそのこと、このまま突き進むことにした。こういうのを「開き直る」というのだろうか。私の人生、やけっぱち。どう行動しても良い方向に行かないなら、切り開いて行くしかない。行動することで物事が悪い方向へ行ってしまうリスクもある。さらに、また誤解されたら嫌だが、その誤解を解くことは容易くないと思う。誤解されたままだったら、その時は放置する。誤解を解くのがとても苦手だから、余計に絡み合った糸をほぐすほど疲れる事はないと思っている。
 もし単純に私の寿命を百年と決めると、あと三年で折り返し点に差し掛かる計算になる。私はどうすればいい?
 もう人生の後半が迫っている。今、就職浪人の状態にある。じたばたしても仕方がないが、それなりの「悪あがき」はしておこう。こう見えても人間の端くれだから。
 私、精神障がい者です。手帳の等級は3級です。どんなに悪くても、等級が変わらないです。軽度うつ病を発症し、満足に精神科へ通院できず、通院できても体に合わない高価な薬を処方されて、医者からも放置されて、今の病気になりました。今は、理解のあるお医者様と出会い、症状がここまで安定してきました。
 秋に入り統合失調症の症状の一つである「うつ症状」が出始めてきています。
 趣味でもあり、ライフワークにもなっている文筆活動に影響が出てきていて、文章がまとまってくれません。それまで意欲のあった物事に興味がなくなったり、やる気が出なかったり、あと回しにしてみたり……。なかなか手ごわいです。
 他には家から出たくなかったり、逆に、家に帰りたくなかったりと不安定。
 当時は就労移行訓練施設に通所していて、訓練自体は楽しいのでいいのですが、帰ったらぐったりです。片道30分、1時間に1本の路線バスを利用していました。雨の日は平気で遅れてくるバスです。私が乗る時間帯には、バス停に人がいないため、バスが通過したのかが分からないです。不便を感じていますが、仕方ないのかも。近所は高齢者が多いです。子どもの姿を見かけることが少ないです。子どもが少ない、と言われていますが、私からすれば「どこが?」っていう感じです。私の周り――親戚とか、友だちとか、ベビーラッシュです。もう、名前を覚えるのも一苦労するぐらい生まれてきています。
 しかも、私、アラフォーです。この病のために、いまだ独身です。結婚すらできません。これからも結婚はしないでしょう。それはなぜか? というと、私なりの理由があります。裏付けが取れていない未確定の理由ですが。仮に結婚できたとしましょう。抗精神病薬を服用しているので、妊娠できるとは限らない。ラッキーなことに妊娠できたとしても、今度は遺伝してしまうかもしれない、という不安が残ります。今のところ原因不明ですからね。脳の病気なので、この先、何が起こるかすら、予測不可能です。自分の子どもに遺伝させるぐらいなら、子どもはいりません。
 だってね。考えてみてくださいよ。自分と同じ道を歩ませたくはないし、いつ治るかも分からない病気ですし、治療費だって馬鹿にはできない。それよりも何より、子どもに恨まれたくないですからね。臆病なのですよ、私って。
 

どこかで見てしまった。統合失調症の人の寿命を。75歳ぐらいまでしか生きられないんだってさ。本当かは知らない。