『銀霊の祭壇』
雷桜が銀霊の祭壇に到着すると、そこでは
謎の儀式がメルを中心に行われている真っ最中であった。
アルフィナが儀式をやめさせようと、駆け寄る。
しかし、その儀式を行っている中に、メルの父親・シュウの姿を見つけた事に、驚く。
アルフィナが儀式の中心にたどり着く直前に、
怪しげな黒衣の魔術師はガーゴイルを召喚し、シュウと共に消えてしまった。
雷桜は急いでメルの傍まで駆け寄り、メルの容体を確かめた。
しかし、目の前にいるメルは既に虫の息だった。
メルの傍らにいた、アルフィナの従者のヴィクトが診たてる。
メルに儀式をしていた黒衣の魔術師が召喚したガーゴイルが 雷桜たちに襲い掛かってきた。
雷桜は、ガーゴイルを倒した。
ヴィクトが視線を向けると、そこにはアルフィナが立っていた。
アルフィナは申し訳なさそうな表情で言った。
アルフィナは天に向かって手をかかげると、
メルの身体が宙に浮かび、光の玉に包まれた。
アルフィナは、メルを包み込んだ光の玉をあなたへと託した。
アルフィナさん?
『目の前で苦しんでいる子を見過ごすなんてできるはずがないわ。』
とかなんとか、カッコいい事言っておいて、
『雷桜、あなたにはメルを託すわ。
安全に村まで送り届けてね』
ってどういう事だよ!
・・・いや、まぁ、送り届けるのはいいんだけど、
ちょっと無責任が過ぎるというか、なんというか。
雷桜は、いろいろと思うところがあったが、メルが心配だったため、文句を言わず従うことにした。





