『銀晶の伐採場』にメルと荷物を運んできた。

・・・あんたは誰だ?

 

エスターは突然現れたあなたを見て困惑している様子だ。

エスター、この人は叔父さんの客人よ。
私たちを助けてくれるために、クリアから派遣されたんだって。
名前は雷桜っていうの

メルはエスターに、あなたのことを簡単に紹介した。

あぁ!クリアの人なのか!
失礼な態度をとって悪かったな!
わざわざ物資を届けてくれたのか・・・ありがとう!

自分からやると言ったのことなのだから、気にする必要はないと伝えた。

すると、突然近くからガサガサと音が聞こえてきた。

音がした方向を見ると、そこには、小ウサギが姿を現していた。

メルは小ウサギを見ると笑顔を浮かべて駆け寄っていく。

小ウサギと戯れるメルの姿は、年相応の可愛らしい少女だった。

あなたはメルがこんなにも喜んでいるのを見て、

思わず笑みがこぼれた。

 

これはまだ生まれたばかりの小ウサギだな・・・。

この子のお母さんはどこにいるんだ?

エスターは周りを見ながら言った。

生まれたばかりだというのに・・・お母さんはどこにいるんだ?

自分たちだけじゃ、まだ生きていけないぞ・・・

エスターは心配そうに言った。

それなら餌をあげるのはどう?

餌になりそうな野菜も、近くにあるだろうし!

あなたは、自分がその野菜を取ってくると伝えた。

メルに伐採場で待っているように言い、

野菜を見つけた後、すぐに戻ってくると伝えた。

 

近くでヤマニンジンと野山菜を収集して戻ってきた。

あなたが戻ってくると、そこにはメルの姿がどこにもなかった。

疑問に思い、あなたはエスターに尋ねることにした。

え?メル?

さっきまで、あそこで小ウサギたちと遊んでいたけど・・・

その時あなたたち二人の目に、衝撃的な光景が飛び込んだ。

先ほどまで活発に動いていた可愛い子ウサギたちが、

今にでも死んでしまいそうなくらいに弱っていた。

身体中を傷だらけになって倒れている。

あなたは驚いて、エスターに何が起こったのか尋ねた。

なんだこれ・・・!

さっきまでメルは、楽しく遊んでいたはずなのに・・・。

あっ!待てよ?

仕事をしていたから完全に見たわけではないけど、

一人の男がメルに声を掛けていたような・・・。

まさかその男がメルを連れ去り、

小ウサギたちをこんな状態にしたのか・・・!?

あなたがメルの行方を心配していると、

草むらの中から鳴き声のようなものが聞こえてきた。

すると、草むらの中から突然一匹の巨大なマヨイザルが飛び出てきた。

なっ!

 

エスターは突然の出来事に身動きが取れず、マヨイザルの攻撃を受けてしまった。

 

ぐっ!

 

攻撃を受けたエスターは倒れてしまった。

 

マヨイザルと戦闘し、撃退する

・・・・・

 

エスターは重傷を負っている。

早く傷薬を手に入れよう。

同時に、エスターが重傷を負ったことを伝えた。

 

親方がケガをしただって!わかった!

 

イオンはすぐに傷薬をあなたに手渡した。

 

傷薬を持って、急いでエスターのところに戻る雷さん。

くそっ・・・!!

 

エスターは倒れて辛そうに息を荒げていた。

雷さんは、エスターに傷薬を渡し、急いで傷口を手当てした。

 

傷薬のおかげでエスターの状態はかなりよくなった。

雷さんは、改めて、先ほど何を見たのかを訪ねた。

さっき・・・ある男がメルを連れて行ったのを一瞬見かけたんだ。

はっきりとは見えなかったから、確かではないんだが・・・。

あの男の顔・・・メルの父親のシュウに似ていた。

シュウに見えたから俺もあまり気にしなかったんだ。

メルが心配だと思って探しに行こうとした時、

一人の兵士が慌てて駆け込んできた。

た、大変だ!

昨日の夜にパトロールしていた兵士が襲撃を受けた!

しかし夜だったせいで、一体何に襲われたのかが、分からないんだ・・・!

モンスターの仕業なのか・・・人為的なものなのか・・・

兵士は顔色を強ばらせながら言った。

襲われた兵士たちは、水晶林付近で救援を待っている。

医療物資などが必要なんだ・・・。

申し訳ないが、少しばかり物資を譲ってはくれないだろうか?

確かに俺たちの所には、予備の緊急物資があるが・・・。

   

今俺は傷を負っているせいで運ぶことが難しい・・・。

雷桜・・・君に任せてもいいか?

いいよ!

 

本当に助かる・・・!

兵士たちを指揮するルエルの元へ行ってくれ!

もしかしたら、メルを探す手伝いをしてもらえるかもしれない・・・!

エスターから緊急物資を受け取り、ルエルのいる水晶林地へと向かった。