おおメル!どうして君がここに?

シュウは元気にしているか?

レイスはあなたたちを見るなり、大きな声で挨拶をした

・・・・・。叔父さんからの伝言よ。

必要としている物資は明日届くから、もう少し待ってほしいって

メルの様子はかなり落ち着いていた。

先ほど恐ろしいことを呟いていたようには思えないほどだった。

そうか!わかった!ありがとう!

なら明日、またメルが荷物を届けてくれ!

レイスは冗談交じりに言った。

嫌よ。あなたになんて会いたくないから。

 

メルは冷たく即答した。

レイスは気まずそうに笑った。

おっ?

今日はどんな風の吹き回しだ?

メルが俺のところに来るなんて珍しいな

プルドが笑いながらメルに話しかけた

叔父さんが、あなたたちに物資は明日届くって伝えろって。

言うことを聞かなければ、外出を禁止するって私を脅してきたのよ。

ほんとありえないわよ・・・

なんで私がこんなことを・・・

はは・・・君は相変わらずだな・・・。

じゃあ俺の代わりにホーマンに礼を言っといてくれ!

ところで、君のとなりにいるこちらの方は・・・?

プルドの視線があなたに向いた。

叔父さんのお客さんよ。

それじゃあ、私たちはスールのところに行くから。

メルはさっさと言い終えると、あなたを連れてすぐにこの場から立ち去った。

おやメルや、来てくれたのか?

 

優しそうな老人があなたたちに挨拶をした。

どうやらこの人が村長のスールのようだ。

叔父さんから、人手不足で困ってるって聞いたから来たわ。

こちらは叔父さんの客人で、雷桜よ。

おぉ・・・!雷桜さん・・・!本当によかった・・・。

ちょうど人手が足らなくて困っていたところなんだ・・・

スールはあなたを見るなり、安心したように笑った。

実はこの頃、ケンタロ族の国「フォルティスラント」で内乱が起きていてね・・・。

私たちは、そのフォルティスラントから物資の供給を受けているんだ。

しかし内乱が原因で、私たちへの物資供給が足らなくなってしまっている・・・。

スールは困ったようにため息混じりで言った。

あなたは、なにか手伝えることはないかと尋ね、

自分にできることなら何でも協力すると伝えた。

ほ、本当か・・・!?

なんて親切な方だ・・・!

・・・どうやら弓矢を制作するための素材が全く足りなくてな・・・。

本当に申し訳ないのだが・・・少し採ってきてはくれないだろうか?

あなたはメルに対し、自分が物資を集めてくると言った。

そしてすぐに戻ってくるので、スールと一緒に少し待っていて欲しいと伝えた。

 

フクロウ達から羽毛と長尾を集めてくる。

あなたは見つけてきた素材をスールに渡した。

すると、スールはあなたに驚きの眼差しを向けた。

こんなに短時間で、必要なものを集めてきたことに驚いているようだ。

 

本当にありがとう!なんとお礼を述べたらいいのか・・・。

 

申し訳なさそうにしているスールに、

あなたは遠慮せずに他に困っていることがあれば、話すように伝えた。

実は・・・伐採場まで物資を届けてくれる人を探していてな・・・。

傍に置いてある麻布袋を、伐採場にいるエスターに持って行ってほしい・・・

あなたは問題ないと告げ、自分が持って行くと伝えた。

しかしここを離れる必要があるため、メルに、また少し待っていてもらうように言った。

いいわよ!ここで待っていても退屈だし、私もあなたと一緒に行くわ!

 

メルはため息交じりに言った。