ハロハ。
今年も夏い暑です。
さて、先日悲しいニュースを耳にしまして…
伝説のブルーズマン、ジョニー・ウィンターが亡くなったという知らせです。
享年70歳。
ブログでも書いたように、今年の4月の来日公演の時にライブを観たばかりなので、かなりびっくりしましたし、まだ記憶に新しい思い入れがあるだけに、残念でなりません。死因ははっきりしていませんが、ツアー中だったようなので恐らく体調が急変したのではないかと思われます。
彼はテキサスのブルーズマンの代表的、そして伝説的な存在のギタリストでした。
最近は持病(?)のせいか、実年齢より老け込んでしまい、昔のスラッとした長身のイメージから、腰の曲がったお爺さんというイメージの風貌でしたが、現役でずっとギターを弾き続けていました。
僕はロックンロール、ブルース、ブルースロック、ハードロックが好きなんですが、まさにブルースロックのお手本というか、ひとつの形を作り上げた一人ではないでしょうか。
1969年に行われた伝説の野外イベント、ウッドストックフェスティバルにも出演しています(あの映画の本編には確か出演していませんが)。
特に僕がロックのギターサウンドにのめり込んでいった高校生ぐらいの頃、ジョニーの弾きまくる、まさに火の吹くようなギタープレイには興奮せざるを得ませんでした。
バンドのメンバーも素晴らしく、そういった出逢いにも恵まれていたのではないかと思います。
エリック・クラプトンをはじめ、現在活躍しているたくさんのブルース、ロック系ミュージシャンにも大きな影響を与えました。
また近いうちに来日してくれたら見に行きたかったです。
彼はブルースギタリストですが、とてもロックンロールな男です。濃厚なスローブルースもやりますが、アップテンポなパワフルなロックンロールもよく演じています。
特にデビューしたての1960年代終わり頃から1970年代ぐらいまでのライブはギターを弾きまくるハードロックブルースって感じでかっこいいです。
実際、この前観たライブは、とてもロックンロールしていました。
あの爺さんがこんなワイルドな音楽をやってるぜ!って思うほどのです。
そう、ロックとロックンロールとブルースは密接な関係というか、兄弟みたいな関係なんです。
えロックとロックンロールって同じ事じゃないのという議論はまた別の機会に。私見ですが、簡単に言うと広義では同じ。狭義ではロックンロールはロックの一ジャンルです。
ロックとブルースの関係は
ロックの起源のひとつがブルースです。
まさに繋がっている
話を戻すと、ジョニー・ウィンターが亡くなったのは残念ですが、僕は一生彼の音楽を愛しますし、生で見られた事を誇りに思います。
そして、機会があれば少しでも多くのジョニーを知らない人に、彼の魅力を伝えていければと思います。
本日の一曲
Johnny Winter
「Highway 61 Revisited」
ボブ・ディランの曲の名カバーで、僕がジョニー・ウィンターの一曲を選べと言われたら、この曲のライブバージョンです。
1970年代のジョニーのライブの名演を納めた『Captured Live』というライブアルバムに収録されているバージョンです。
弾きまくるツインリード、途中のスライドギター。彼の最高のプレーのひとつと思います。
アルバムごとお勧めです
ジョニー・ウィンターよ永遠に
かっこいい音楽をありがとう