アビバ
mixiに書くのはなんとなく嫌気がさしてきたのでこれからはこっちに書くことにします。
めんどくさいけど。
そんな事は言ってもめんどくさいこと≒やらなくてはならないこと、なのが日常です。
がんばることとします。
というか、感じたことを忘れてしまうのが嫌なので。
メモ帳代わりです。場所もとらないし。
昨日、
『おわらない物語―アビバの場合―』(トッド・ソロンズ監督)を鑑賞。
この監督の作品は『ストーリテリング』を以前観た事がある。
だって片桐仁が、ビデオのパッケージでコメント書いてたんだもん。そりゃあ、観るわ。
mixiのレビュー欄はかなりの誹謗中傷じみたレビューがわんさか。
う~ん、なかなか刺激は強いのだけれど。
あらすじとしては、
13歳の女の子、アビバはずっと同じ夢を持ち続けている。
それはたくさん赤ちゃんをもうけて、「常に誰かを愛していたい」というもの。
その願いは両親の友人の息子によってめでたく(?)かなえられるが、
勿論、アビバの両親は激怒。
アビバは強制的に中絶させられ、しかも手術トラブルにより子供を作れない体になる。
麻酔の切れ始めた朦朧とした意識の中で、その話を聞いてしまうアビバ。
絶望した彼女は家出する。
ヒッチハイクを続け、出会ったトラック運転手と一夜をともにし、逃げられる。
たどり着いたのはママ・サンシャインの家。
ここでは様々な事情を抱えた子供が受け入れられ、共同生活をしている。
それを世話するのがママ・サンシャインとその夫。
彼らは、非常に保守的で中絶反対派。
ある夜、アビバを担当した医師を殺害する計画を立てているのを聞いてしまうアビバ。
しかも、殺しを依頼されていたのは、あのトラック運転手だった…。
自分自身も中絶していたことがばれていることを知り、家を逃げ出すアビバ。
しかし、彼女が向かったのはトラック運転手の住むトレーラーだった。
2人で医師殺害を成し遂げたあと、運転手は射殺され、アビバは警察に保護された。
アビバは家に戻り、そして…
この映画の特徴として
1人のキャラクターを8人(人種、年齢、性別の異なる)によって演じさせた、ことがある。
このことによって、外見ではない、本性の部分でアビバを感じて欲しかった、
と監督は言っているんだけれど…
実際問題、無理。
どうしても無理。
やっぱり同じ人には見えないよ…
確かに、そういう外見だけじゃない部分で人を判断する事は大事だとは思うのだけれど、
外見も内面を反映しているものだと思っているが故に
自分には無理でした。
あと、キーワードとして「回文」があるんだと。
「たけやぶやけた」とか「しんぶんし」とか前から読んでも後ろから読んでも同じ言葉の事。
つまり、アビバ(AVIVA)は名前の時点で回文。
映画の展開としても、家→外→家、というように、
そしてアビバが最後に言われる言葉は、
「人間はかわれない」という事。
「あなたはあなたなんだから」というアビバの母は、
「わたしは変われる」、「変わろうとしてる」という。
でも結局、自分は自分でしかない。
どんなに変えようと思っても本質的に変わるものではない。とかなんとか。
結構、厳しいご指摘をどうも、監督。
自分自身、「変わろう」としている人は嫌いなのでかなりすっきりしました。
変わる、ってどこをどう?自分という存在性からの回避というか
今まで自分のやってきたことを放棄するような言い分に思えて嫌なんですよ、私は。
だから、こういう風に実も蓋もない感じで言ってくれちゃうと非常にせいせいします。
すかっとするー。
あとは、気持ち悪いくらいに明るい、
ママ・サンシャインのとこの子供たち。
彼らの歌う歌とか、キリスト教をエンターテイメント化しようとする感じが、
自分の経験とかぶって、そりゃあもう、えもいわれぬ感触でした。
アメリカのダーク・サイドを観たい方は是非。