家が完成し、自分が実際に建てる中で建築会社の方や検査会社の方と話し分かってきたことがあるので、改めてその事をまとめたいと思います。(我が家はローコスト住宅なので、ローコスト住宅を建てることについてがメインです。)

 

建築の知識のある方からしたら「それは違う」という事もあるかもしれないので、あくまで参考程度にお願いしますあせる

 

以前書いた、自分が選んだ時の話はこちら

 

 

希望する施工方法を

通常の施工として行っている会社を選ぶ

 

以前書いた通り、高気密高断熱と謳っていない会社で高気密と言える程の気密対策を行っている所はほとんど無いとの事です。

そういう会社にネットで見た情報で「高気密にしたいからここをこうして!」と言って追加の施工をしてもらっても、そう言う施主側にちゃんとした知識がなければ高気密にするために本当に必要なことを全て入れ込むことはできません。

「施主が言った通りの家」を作っても結局半端になってしまい、お金がかかっただけで高気密の性能がない家になってしまうというのはよくあることのようです。

「建築会社なんだから、高気密にしてと言ったらそれに必要なことを全部してよ!」と言うなら、高気密を売りにしている、通常の施工としてそれを行っている会社を最初から選んだ方が話が早くて施工も確実です。

 

坪単価が比較的高めの高性能の住宅を売りにしている会社でローコストの価格帯のクラスも用意されていることもありますが、どういう部分でコストカットをされているのかよくよく確かめる必要があるようです。

上のクラスの家が高性能でも、下のクラスもしっかりしているとは限らないとか…。

それどころか、高性能住宅でなくても最低限必要な部材が抜かれていることもあるとか…真顔

 

自分がどんな家を作りたいのか、選ぼうとしている会社・家のクラスの施工がそれに沿ったものなのかをよく聞いて判断・比較をした方がいいと思いました。

 

 

これまで専門家の方に話を伺ってきて、今改めてローコスト住宅の建築会社を選ぶなら

 

・玄関土間周りや浴室周りに気密パッキンは入るか

(玄関の土間周りと浴室周りの基礎と土台の木の間に気密パッキンを挟んで、床下の冷たい空気が玄関室内に入らないようにしているか。無断の画像掲載は控えたいので、「玄関 気密パッキン」で検索をお願いしますお願い)

 

・浴室下の気密断熱対策はきちんととられるか

(床断熱の場合、浴室直下の基礎部分をぐるっと一周ボードで囲み、外部から冷たい空気が入らないように対策がとられるか。参考画像↓)

断熱が床断熱ではなく基礎断熱になっていれば写真のように浴室下だけ切り離す必要は無いそうです。

 

・床から立ち上がる配管、配線の周りの隙間は塞いでくれるか
 

の3点は高気密高断熱を謳っていない会社でも通常施工でやっていてほしいラインとして必ず確認すると思います。

ついでに床・壁・天井それぞれの断熱材の種類と厚さも聞いて、差が出るなら1つの選定ポイントにするかな?

そんなに差が出るポイントではないと思いますが。

住宅設備の標準仕様、家を建てるために必要な資金の総額もやっぱり聞きます。

 

 

我が家のように高気密高断熱でない家にするなら、

・窓の断熱性能を上げる

・スイッチやコンセント、インターホン親機、給湯器のリモコン、分電盤といった壁に穴を開ける部分に防気カバー等気密性を高める物を使用してすきま風の流入を防ぐ

・カーテンを断熱性の高いものにする

といった形で工夫するといいそうです。

冬の寒さ対策は、床や足元を暖かくすることで効果が出るので、メインの暖房をエアコンにするなら、下に向かって吹き出し足元を温める機能があるものを選ぶといいとのこと。

暖房は昔ながらの石油ストーブが最強だそうで(雪が降らない地域での話)、災害時の事も考えると主力の暖房設備として1つくらいあってもいいのかも。

ZEHだと色々と条件も厳しいようですし、お子さんやペット等石油ストーブが向かないご家庭もあるとは思いますが。

 

自分で勉強して知識を持つのももちろん大切ですが、ネットを見て素人が理解できるのはほんのごく一部だということを前提に建築会社とコミュニケーションをとり、いい関係を築きたいですね照れ