ゆっくり荷物を詰める時間もなくフライトへ。
ホテル
サーモンピンク色の部屋。
One and Only Hotelsか。
他の国で泊まったな。
セギが入ってきて、これ持っていけないなと置いていく。
大きな透明のビニール袋に、
「私たちがつくった朝食です」とある。
絵葉書サイズの紙に、同級生の女子3人がそれぞれひとりずつ写真に写り、その説明がある。
ひとりの子の背景は片瀬海岸だろうか。
面白い企画じゃないか。
機内で食べよう。ひとつずつパックにトーストやらが入れられている。
パックのベースには三角形に切られた大きなピザのようなものが敷かれており、ふわふわしてる。
なにこれ、クッション?
パイの素と書いてある。
パイってこんな感じだったっけ?
これに具材のっけて焼くのかな?
太ったせいかスーツの上着がかなりきつい。
なんか変だな。ボタンは右側に付いてるんじゃなかったっけ?
どうして左? 左だったのか。
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杏子ちゃんが隣にいて、僕に顔を向けてニコッと微笑むとキスしてきた。
どうして?
結婚するんだからおかしくないでしょう。
そうだね。
そうだ。ぼくはこの人と一緒にいることになった。
end
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働いているのに何故か同級生の女の子
杏子、わからないでもない。