2012旅 おかんのアンコールワット編 11 最終章
今回の旅メンバー
daisuke(rainman VO.私です)
ズキンクン(同級生) 同行
tomo-kun(rainman blues harp/弟) 帰国
しー嬢(スタイリスト) 帰国
おかん(母) 帰国
Yさん(母の妹さん) 帰国
2月27日、夜。
※前回の記事で、船が岸に激突したのが、運転ミスだと書いたんだけど、ズキンクンに確認したところ、あれは船が壊れて、操縦不能になったのが原因らしい。なんか針金のようなもので、舵(車のハンドルをつけてた)が繋がっていて、それが切れたんだと…。操縦ミスのほうがまだよかったような?(笑)
夕食は、パブストリートに行き、おかんが入りたい店に行こうと言う事になった。誕生日なので最後までとことんおかんシフトで…。
パブストリートを一周しておかんが選んだ店は、カンボジアBBQのお店。
カンボジアBBQといえば、去年さんざん屋台に通い、最終日は同行者のカオリーンが腹痛で病院に運ばれるという、苦い思い出もある食べものだが、ちゃんとしたレストランに入れば、衛生面などはまず心配なさそうだ。
さっそくBBQとアンコールビールを注文して、おかん達の滞在最後の晩餐。
カンボジアBBQとは、ジンギスカンのような形の器に火をかけ、上で肉を焼き、下にヌードルや野菜、魚介類を入れたりして鍋を楽しむという、二度美味しいバーベキュー。野菜や肉がたくさん運ばれて、各自焼きながら食事を楽しむ。
しばらくして、よく見ると、肉には「ワニ」や「蛇」「蛙」などの絵が描かれた小さな札がついている。
どうやら、肉はチキンや豚だけではないらしい(笑)。
おかん、半分くらい食べた後にそれに気づき、「私は鳥だけでいい!」と慌てていたが、すでに遅し。かなりワニさん蛇さん召し上がった後でした(笑)。
まぁ知らずに食べてるうちは「美味しい美味しい」言ってたので、美味しいのだ。
ズキンクンは、船の上でかなり酔っ払っていたので、店に入った後も絶好調。なにやらずっとしゃべってます(笑)
この後、船で友達になったカンボジアの青年たちとクラブに遊びに行くと言っていたが、結局店を出る頃は酩酊状態で(笑)行けず。まぁ、あのまま行ってても店でつぶれてる恐れもあったし今回はタイミングが合わなかったと言う事で…。
いよいよ明日帰国となり、おかん達も少し寂しそうだが、驚いたことに、「次はチベットに行ってみたい!連れてって」なんて言い出した。
旅に出る前は「こんな旅行が出来るのは、もう人生で最後だし…」なんて弱気なことを言っていたのに、この4日間でかなりエネルギッシュに変わっている!これはとてもいいこと。
時間だけ持て余して同じ場所で同じ生活をするより、たまにこうして外の世界で体も精神もフル回転で遊ぶと、人間パワーが出てくるものなのだ。
パワーが出れば、また同じ日常に戻っても、きっとそこは違う景色に見えるはずである。旅っていうのは、そういう効果があるのだよ。ふふふ。
みんなクタクタだけど、元気になってホテルに戻ったのでした。
さて、明日でおかん達との旅も終わりです。
おやすみ。
2月28日。
おかん達カンボジア滞在最終日。
昨日、最終日は何もしたくないのでお土産は昨日のうちに全部買っておくと言ってたのに、結局今日もマーケットに行って、お土産を買ってしまっている二人(笑)
マーケットでは10$の値札を見ると「高い!」とか言ってる。これはカンボジアの物価に感覚が変わってる証拠。日本円に換算するとたいした金額でもないのに、50円、100円の違いで、少しでも安く買おうと長い間交渉してしまうのだ。
俺は、そんなおかん達の目に見える変化を楽しく横目で見ながら買い物に付き合った。
買い物のあとは、4日連続のマッサージ(笑)
最後の最後まで豪遊です。
最後はみんなで並んで、フットマッサージを受けました。
↑マッサージが終わった後、お茶を飲みながら なにやら外をじっと眺めているおかん
気付けば、飛行機の時間まであと2時間ほど。
そろそろ空港に向かわねば。
おかんもYさんも、さっぱりした顔で「充分楽しんだ!」って言ってた。満足してもらえてほんとよかったよ。
二人は、お世話になったホテルの従業員と握手して、ホテルの庭で待っていたビチェットのトゥクトゥクに乗り込んだ。
荷物が多かったので、ズキンクンは一緒に乗らずにここでお別れ。ズキンクンにも握手。
おかん達最後のビチェットのトゥクトゥクに揺られ、無事に空港到着。
ビチェットと握手。
来る時と比べ、帰りの飛行機移動はスムーズにいきそうだ。顔つきに自信が溢れている(笑)
Yさん、おかんに付き合ってくれてありがとう。おかげで親子旅できました。家に帰るまでもうすこしよろしくね!
空港の中には、俺は入れないので、「ではここでね」とおかんに言うと、少し振り返り「はーい、じゃーねー!」とスタスタと歩いていってしまった。
熱いお別れでもあるかな?と少し期待してたが、意外とあっさりである(笑)
俺のほうが、見えなくなる寸前まで手を振ったりしていて、見送る側の取り残された気分を味わってしまったではないか(笑)
まぁでも、これでなんとか「おかんのアンコールワット」旅は、無事に終了。
後は飛行機が、日本まで送っていってくれるだろう。
その後、ビチェットのトゥクトゥクでホテルまで戻る。「ビチェット、色々ありがとうな!」と言うと、「マイカントリーに、家族を連れてきてくれてありがとう」なんて、いつもとは違う真面目な口ぶりで言うので、ちょっとうるっときてしまい、熱い握手。やるなビチェット。
ホテルに戻り、ズキンクンに無事に見送ったことを報告。乾杯。
この後のことを簡単に書くと、俺とズキンクンはこの後もう一泊シェムリアップに滞在。
その後バンコクに戻り、3月3日に無事に日本に着いた。
↑タイ国境
まぁそれまでも、なんやかんや色々あったんだけど、おかん達の話がメインなので、ここでは省こうかと思う。
あ、愛するカンボジアのために少しだけエピソードを…。
今回、しっかりもののズキンクンには珍しく大きな忘れ物を2つしていた。
1つ目は昨日行ったBBQの店にビデオカメラを…。これは次の日に「たぶんここかな?」って戻ってみたら、スタッフの人がしっかり保管しておいてくれた。高価なものなのに、カンボジア人って真面目です。ありがとう。
そして2つ目は、俺らがGGHをチェックアウトしてタイ国境に向かう時。バスターミナルでバスに乗って出発を待っていたら、バスのスタッフが「グリーンガーデンホームのゲストはいるか?」と叫んだ。俺とズキンクンがびっくりして返事をすると、今度はズキンクン、デジカメをホテルに忘れてきてるらしい(笑)それを今ホテルのスタッフがここまで届けに来てくれてるから待つと…。ちょっとだけ発車を遅らせてしまった(笑)そして、やはりバイクで届けに来てくれたのはビチェット!
ビチェットとバスのスタッフとは友達らしくフォローしてくれてた。お前ほんとにいいやつだなー。ズキンクンたっぷりビチェットにチップを渡してた。最初は発車が遅れてることに少し機嫌を悪くしていたバススタッフも「よかったなぁ」なんて笑ってる。うん、カンボジアいいやつ多いなぁ。
↑ビチェット
と、そんなくらいかな。
俺は、おかん達が戻った後は割と真面目に作りためてた曲をまとめたりして過ごした。
俺も新曲が少ないと、お留守番してるメンバーに怒られちゃうので(笑)がんばったの。
ズキンクンはそういう時は黙って一人にしておいてくれた。さすがっす。ズキンクンには今回言葉では表せないほど世話になりました。ありがとよー!
↑勝手にビチェットのトゥクトゥクに乗るズキンクン
そんなこんなの今回の、タイ・カンボジアツアーでした。
長くて、しかもホント自己満足な記録ですが、最後まで読んでくれたあなた、どうもありがとうです。
関わってくれたマイフレン、マイファミリ、どうもありがとー!
最後の最後に、おかんにたっぷりお小遣いを渡して、笑顔で送り出してくれた親父!ありがとな。今度は、親父と旅したいぜ(笑)
ではでは。せんきゅーまいふれん。
おわり






















