「仮面ライダービルド」ベストセレクション 感想#16
第47話「ゼロ度の炎」
「ゼロ度の炎」は個人的には第21話の「ハザードは止まらない」と並んで凄く印象に残っている回です。
「ビルド」を語る上では外せない回ですね❄️🔥
一海は三羽ガラスと、玄徳はブロスの擬態とそれぞれ対峙。
ピンチに陥った玄徳の元へ現れた内海……。
『コイツ、めちゃくちゃ性格悪いな。』と思ってたら、、、
『強がっても無駄ですよ。あなたは終わりだ……私がいなければ。』
ここで“玄徳&内海”、復活‼︎
エボルト側に回っていたのは現行のライダーシステムでは敵わないと踏んで、データを取る為。そーいえば、エボルトの動きを確認する描写が前回だったかあったな。
難波会長はエボルトにやられてますから……難波チルドレンとして会長の仇をとることを狙っての策でした。
ただ、復活のタッグでブロスの擬態は倒せても、エボルトはそう上手くいかない。
エボルトから取ったデータをドライバーに取り込んで覚醒していく内海でしたが、サイボーグと化していた内海の身体はそれに耐えられず……敗戦。
それでも身を挺して玄徳たちに逃げる時間をくれた内海……マッドな最期でした。
ちなみにエボルトは内海の思惑には気付いていたようでございます……( ̄▽ ̄;)
そして、こちらも……
無情にも消滅へのカウントダウンが始まってしまった一海。
万丈『ふざけんなよ!何でそんな危ねえもん使わせたんだよ!何でそんなもん作ったんだよ!?』
一海がグリスブリザードに変身して戦っている様子を映像で観た戦兎たち。
グリスブリザードに変身したら一海は消滅する……これはもうみんな分かってる。。。
万丈も表面上は戦兎に怒っているけど、戦兎にキレてもしょうがないことも分かってるだろうし、一海なら止めてもグリスブリザードに変身するってことも分かってるはず……。
戦兎だって苦しいはずです……。。。
そして、、、
三羽ガラスの擬態を全て倒したグリス。
もう消滅しかかってます……。。。
美空『グリス…。』
一海『へへっ……最期までグリスかよ……。』
美空『当たり前でしょ!名前呼んだら、いなくなっちゃう気がして…。だから呼べなかった。…これからも、絶対呼んであげないんだから!』
美空『生きてよ…。だから生きてよ…‼︎お願いだから生きてよ…‼︎』
ダメだ……涙が止まらねぇ。。。
美空だってもう一海が消滅してしまうことは分かってる。だからこそ笑顔で、一海が好きな“みーたん”で送り出そうとしてたんじゃないかなって思うんだけど、思いが溢れ出ちまうよな。。。
“推しに看取ってもらえるなんて幸せ”と言いながらも、その後の表情を見ると戦闘シーンの台詞にありましたが“未練がある”ように映りますね。。。
美空は一海が消滅した後に初めて『かずみん…。』って名前で呼ぶんだけど、これがまた……(T ^ T)
パンドラタワーの屋上にいる戦兎たちに美空がかずみんの消滅を報告。
泣き崩れる美空、美空を抱きしめる紗羽さん、信じられないといった表情の万丈、悲しみと怒りが見える玄徳、感情を押し殺す戦兎……一海の消滅を受けての5人の表情が映るこのシーンは“無音”という神演出が施されてます。
たしかにこのシーンには言葉は要らないっすね。。。
ただ、そこへ無音を切り裂く、、、
エボルト…‼︎
エボルトの『よっ!』で戦兎が完全にスイッチ入りました。
にしても、誰や。このタイミングでエボルトに戦兎たちを煽らせようって脚本書いたの(笑)。
最悪で最高ですよ、マジで。