京都大医学部付属病院の
精神科に入院していた
43歳の男性が
うつ病と診断されていたのが悪化し
医療保護入院
病院を抜け出して
病院内で医師2人が同伴していた際に
一人でトイレへ行き
無断で窓から抜け出し外へ出た。
自殺したのは
5日後
琵琶湖で遺体が発見された。
医師らが自殺防止のための措置を怠ったからだとして
注意義務違反
男性の家族が
自殺を望むような発言を繰り返すなどしていたのだから
危険性を継続的に確認し
自殺防止する義務があったと訴えていた。
京大に損害賠償を求めた訴訟で
自殺リスクが高まっていたと評価することは
困難だったと反論していた。
京都大学に2800万円賠償命令が出たそうです。
入院初日にトイレの窓から外へ脱出していたのだから
無断で病院を離れる可能性は想定できたし
入院後も不安定な状態が続き
突発的に自殺をするリスクは想定できたハズであるとの判断
裁判所の判断は常識的ですが
フツーの考え方
フツーの精神科では
仕方がないこととしてきた
スタッフによる暴行も
犯罪と認められるようになりました。
刑務所でも自殺は予防できませんが
注意義務を果たしていると分かる
客観的証拠が示されているので問題にされません。
常識が変わる兆候だと思われます。
死亡退院なんかにメスが入る日も
そう遠くないのではないのでしょうか。
そうなれば
PTSD患者は受け付けないと判断する
うつ病や発達障害と診断していたタイプについて
PTSDと認めたうえで
採算が合わないという結論になる。
医療機関が増えるでしょう。