先月始まった新型コロナウイルスのワクチン接種は17日で1か月を迎え、これまでに約35万人の医療従事者が接種した。4月からは高齢者約3600万人を対象にした接種が始まる予定だが、厚生労働省が目安とする約3か月間で接種を終えるには、スピードアップを図る必要がある。厚労省によると、直近の1週間の接種者数は約25万人となっている。高齢者の接種について、みずほ総合研究所は全員が2回の接種を3か月で終えるには、1週間で約785万人が受ける必要があると試算した。ただ、接種に携わる看護師が不足しており、実際の接種はピーク時で週300万~400万人のペースで進むと推定。高齢者全員の接種が完了するのは9~10月となる見通しだ。同研究所の服部直樹・主任研究員は「離職した医療従事者に復職を促すなど、人材確保の取り組みを急ぐ必要がある」と話している。