年頭に巨匠から頂戴した高野竹。
3寸で切り組み済のシロモノですが・・穂持ちがこんな細い高野あるんですなぁ。
高野竹はヘラブナ竿の穂持ちで使用する竹ですので、非常に粘りがあり丈夫な竹ですが、
タナゴ竿にするような細い素材となると余程特殊な環境でなければ生息していない筈なんですが・・。
で、3寸7本継ぎ3本仕舞いという素人では限界を超えた宿題を受け取ってしまいました。
よくよく見ると、ウネウネと曲がりが出ています。
特に4番になる竹は明らかにクネッとしとります。
この状態で継ぎを進めるとグニャグニャの棒が出来てしまうので、
竿にする為にしっかりと火入れを施すしかありません。
矯め木を駆使しながらグイグイっと・・・
って、ここまで短い切り組みした竹を触る技術はとても無く、
地元の釣具屋の爺さんにお願いしてしまいました。
私が子供の頃、この町は沢山の釣具屋と和竿師・竹問屋に竿作り道具問屋で溢れていたものですが、時代と共に昔ながらの店は数える程になりました・・。
爺さんから昔話を聞きながら、火入れのコツ等を教わる時間はとても楽しく、飛ぶように時間が過ぎて行きます。
毎日少しずつ進めながら1ヶ月で何とかここまで来ました。
穂先は地元の釣友から頂いてあったシロナガスクジラのヒゲを使って。
プロの方々ならばセミクジラやイワシクジラを使用するらしいのですが、そんな高級素材よりも仲間との思いのこもった物で組んだ方が良いですよね。
竹を浚うのに相当苦労しましたが、3本仕舞いも何とかクリア。
手元の根堀は糸巻き部分が膨れていましたので、強めにキシャギを掛けてテーパーを出しました。
芽の部分は少し穴が空いた箇所がありましたので、100均で木工用のパテを購入して補正しました。
コミ口も幾分余力を残せましたので、後の調整でここを生かしながらイケると思います。
さぁ、一息入れたら漆塗です。







