いくらか、ゆるくなったような朝の日射しが心を和ませるような、いつかの休日の朝なのだが…。
店の前に車が二台止まった。前に止まった車から年配の(推定年齢70前後)男性が、「どこ見て運転してんだ!」と、凄い剣幕で。そして、後方の車からまた年配の(やはり推定70男性)が、「お前がよそ見したんだろ!」と、これまたカンカンになって降りて来た!
ほっておいても耳に飛び込んでくるくらいでかい声でやり合うので、一部始終まる聞こえ。
次に怒鳴った言葉が「お前、何年運転してんだ!」
「もう50年だ!お前何年だ!」
「俺はもっとだ!」
「じゃ、免許証見せろ!」
わざわざ車に取りに行く。
「ほら!お前も見せろ!」
荒々しくポケットから
「ほら見ろ!」
どうやら、似たかよったかだったらしく和解するでもなく
「気を付けろ!」と、互いに怒鳴りながら同じ方角に走って消えた…
この時、私は妄想した。あのおじさんたちも赤ちゃんだった頃があるんだよな…、と。
そして、でんでん太鼓をイメージした。生まれたてのおじさんとでんでん太鼓。

海野宿のおもちゃ博物館で、目に留まったでんでん太鼓
でんでんフランクというパンを作ったことがある
東京で店をしていた時、劇的にすべってしまった製品である
もう二度とやるまい、と決意していたが海野宿の旅行で思いついたのだ。今もう一度、でんでんフランクの時期なんじゃないかと!
でんでんフランクは串付きのパンである。でんでん太鼓にそっくりだ。これを手に持って食べれば、どんなに強面のおじさん、或いは、怒った嫁の顔も少しはおだやかに見えるだろう。そんなイメージで私は製作したのだ。人を殺傷するだけが兵器とも限らないだろう。でんでんフランクは平和的和平の兵器になりはしないか。私はパンを作る時はマジだ。

限定? ライネの秘密兵器、でんでんフランクと額に、

信州 別所温泉に寄った時、散策したお寺さんで頂戴しました格言
強い心がないと生きていくのがむずかしい
しかし
暖かい心がないと幸せにはなれない
都会では不人気だったでんでんフランク。なんと、東京までお勤めに行かれているお客様よりリクエストが! ようやく日の目を見そうで嬉しく思います。
次回のでんでんフランクの販売は未定です
主に、まったりした日曜日があやしいいかも