まだ私が子供の頃のお話…



ご近所さんの
斎藤さん…。
幼なじみのお家。
お隣の
岸さん…。
会社社長のお宅。
農家のママさん
吉岡さん。
実はこの三軒に
「おにぎりちょうだい。」って
一人の男の人が来たそう。
一軒目の斎藤さんは
「おにぎりちょうだい。」と言われて
「おにぎりなんかないよ。」と言って
帰したんだって…。
まぁ~。
そうだよね。知らない人だし
怖いもんね。
斎藤さんちにも
うちと同じで
子供が女の子2人いて
何かあったら大変だし
気をつけなね。と教えてくれた。
おにぎりちょうだいの人は
「 はい。」と言って帰って行ったらしい。
そして2軒目
社長宅 岸さんにも
「おにぎりちょうだい。」と来たらしい。
社長さんの奥さんは
おにぎりと50円玉を紐に通したものを
あげたんだって…。
おにぎりちょうだいの人は
「ありがとう。」と言って帰って行ったんだって…。
やっぱり社長さんのお宅は
お金もあげるんだ。凄い。と
子供心に思った。(笑)
そして3軒目の
農家のママさん吉岡さんちへ…。
やっぱり
「おにぎりちょうだい。」と来たらしい。
農家のママは
「待ってな。」と言って
顔ぐらい デッカいおにぎり2個と
たくあんをあげたんだって…。
ママらしいな。と
みんなで笑っちゃったんだけど
もし うちに来たら…。
どうしたかな?
おにぎりあげたかな?
うちには来なかったけど。
大人になって
テレビで「裸の大将」を見て
あの時の
おにぎりちょうだいの人って
山下清画伯だったのかな?
なんて家族で話して
もし そうだったら
凄いよね。
おにぎりちょうだい。
今 そんな人が来たら
おにぎりあげられるかな?
おにぎりあげられる人でいたいよね。(笑)
ASAMI