今日ね。
ご近所さんに柿を頂きました

柿はね。
母の大好物なんだ。
まだ私が幼い頃…。
私…小3 妹…小2
その頃 母は良く具合が悪くなって
横になっている事が多くて
その日も体調が悪く
お布団で寝ていたの。
食欲もあまりない母が心配で
初めてバスに乗って
母の大好物の柿を買いに行く事に
バスに乗って妹と2人で
初めてのお使い…。
いつも母が
「ここの果物は美味しいんだよね。」と
言って果物を買っていた
駅前の果物屋さん。
家からバス停まで子供の足で20分
バス停からバスに揺られ
駅までが15分くらいかな?
でも子供の私達には
なんだかもっと長かったような…。(笑)
果物屋さんに着いて
「柿ください。」と言うと
お店のおじさんと おばさんが
「2人で来たの?」と
「おかあちゃんが寝てて
おかあちゃんが柿が好きだから
買いに来たの。」と私が言った。
妹が「バスで来たんだよ。」
と言うと おじさんも おばさんも驚いていて
お店のおじさんが
昔は紙袋に買った物を詰めてくれたんだけど
柿を袋に詰めてくれて
おまけの柿も入れてくれた。
「気をつけて帰るんだよ。」と言われて
またバスに乗り
家までの道を歩く頃には
薄暗くなっていた。
急いで帰ったら
黙って行ったので
母は心配していたみたい。
母が「どこに行ってたの。」と言うと
「おかあちゃんが柿が好きだから
買いに行ってきた。」と私が言った。
妹が「バスで行ったんだよ。」と言って
母はびっくりしていた。
でも凄く喜んでくれて
柿を美味しそうに食べてくれた。
柿を見ると今でも母がその話をする。
よっぽど嬉しかったのかな。
今日も
美味しそうに柿を食べてる。(笑)
そんな姿を見て
幼かった頃の事を思い出しちゃった



ご近所さん
美味しい柿をご馳走さま

ASAMI
