小木津山自然公園をめぐった。5億年前のカンブリア紀の地層が露出しているエリアだ。
この時期、風景の色数は極端に減る。特に小木津山自然公園にはそれが顕著に感じられる。
ブラウン系の色彩の広がりの上に、より広い空の青が覆いかぶさり、きまぐれな影の黒がブラウン系の色彩の上を移動してゆく。
小木津山自然公園は市街地と山の間に位置する。山と言っても阿武隈山塊の南端だから、やたらと奥深い山だ。
もともとあった山地のごく一部を自然公園として整備したわけだから、何年か放置すれば、このエリアはふたたび山に飲み込まれてしまうだろう。
整備する際、植林もされたのだが、土地に合う合わないがあるようで、立ち枯れしてしまった木も見かける。
合わないならそもそも成長できないだろうと思うのだが、ある程度成長して、いきなり枯れてしまったような木も見かける。なぜなのだろうか。
この季節、すっかり落葉した木々の中でなら、枯れた木も枯れていない木も区別がつきにくいようにも思える。しかしそれでも、枯れた木はすぐにわかる。
落葉樹の葉はすっかり落ち、森の中に射す光は豊かになる。枯れた木も枯れていない木も、地に広がる影は同じなのだ。












































