AI AF Nikkor 75-300mm 1:4.5-5.6 S
ニコンからAF初期に発売された望遠ズームレンズだ。
このレンズには三脚座が付いており、なかなか本気度が高い。まだまだMF時代の作り込みを感じさせるレンズなのだ。
75-300mmという焦点範囲は、被写体にかなり斬り込めるレンズだと思う。
望遠端が300mmまであれば、被写体としたいものが眼前にほんのわずかでも見えてさえいれば、そこだけを切り取ることができるのだ。
ズームレンズの使い方は、もちろん人それぞれだと思うが、個人的には広角端を基準にするように使っている。
そこからトリミングするように望遠端まで引っ張るのだ。この使い方だと、そこにワープするようで、楽しい。(^^;
それにしても今日はオニのように暑い。
気温に関して、「あつい」は「暑い」と表記することぐらいは知っているが、「熱い」と書いても差しさわりがないほどに暑い。
梅雨時は、年によってはこたつを出したくなるほど寒くなることもあるが、今年はこたつなど出した日には干物になってしまう。(^^;
このレンズとは海に行こう。岡倉天心が暮らした五浦海岸だ。彼が暮らした家にも立ち寄ろう。
明治時代、画壇の巨人たちの多くがこの地を愛した。海が見える地で生生流転は、日々、眼前に展開していただろう。
止まることのない波と、そうしてそこにある岩礁は彼らの心になにを知らせたのだろうか。
- 1st Mvmt [City of Prague Philharmonic]