AI NIKKOR f=300mm 1:4.5 Nikon
撮影はα7Rで行ったが、上の写真のカメラはニコンF 3だ。
ニコンから1977年に発売された5群6枚の望遠レンズだ。
ファインダー越しに見る風景は、肉眼で把握できる範囲を越え始め、かなり異界度?が増幅してくる。
ニコンから1977年に発売された5群6枚の望遠レンズだ。
光学系は1969年に発売されたニッコールHオートから変わっていないが、露出制御方式は通称「がちゃがちゃ」からAIタイプに変更になった。
300/4.5で5群6枚という構成自体は、1981年発売のAiSニッコールでも同じだ。光学系は同一なのだろう。
なお、このレンズに関しては次の記事に詳しい。
300mmレンズの画角は、おおまかには、手をまっすぐ前に出して、大きめの消しゴムを指ではさんで持った場合の、消しゴムの範囲に近い。かなり絞られた画角になるのだ。
ファインダー越しに見る風景は、肉眼で把握できる範囲を越え始め、かなり異界度?が増幅してくる。
引きがない場所での撮影では、被写体のほんの一部を切り出すしかなくなるため、かなり抽象画的なものになることもある。だがそれも楽しいだろう。
梅雨の合間の、晴れ間も見える日、このレンズとは茨城県民の森の道を歩こう。
ときどき行く所だが、300mmレンズを連れて行くのは初めてだ。
いつもは見落としていたものも、このレンズと見つけることができるだろう。森のあちこちに潜んでいる精霊たちに挨拶をしてこよう。
なお、たくさん撮り過ぎたので、記事を二つに分ける。
この記事は(2)だ。(1)はこちら。